スポーツの秋は運動を意識して、何か始める方も多いようですね。
本格的にジム通いやヨガ教室に通わなくても、ウォーキングや今年大流行している『体幹リセット』など、短時間で取り入れられるストレッチ系も筋肉を動かすので、運動となります。
この運動は、カラダの基礎代謝と美肌につながる要素もあるので、美容好きな人ほど関係を知っておくと役立つでしょう。
女性の美肌作用は卵巣から
20代の女性のお肌が一番輝いて見えるのは、卵巣から別名「美肌ホルモン」とも呼ばれるエストロゲンの分泌が安定しているからです。
しかし30代を過ぎたあたりから、加齢と共に、徐々に減っていきます。
人間、誰しも年を取っていくものなので、致し方のないことですが、有酸素運動を毎日10分程度でもいいので、続けていると、卵巣機能の衰えが防げるかもしれません。
まだ20代! と思っている人も、運動もせず、栄養も考えずに好きな物ばかり食べて過ごしていると、卵巣機能は衰えてしまうので、注意しておきましょう。
基礎代謝とは?
基礎代謝とは、運動をしなくても、心臓が動いたり、手足が動いたり、各器官が食べ物を消化したり、呼吸したり、といったシーンに使われるエネルギーのことです。
1日のエネルギー消費の60~70%がこの基礎代謝によるもの。
しかし20代をピークに、この代謝量は減っていくので、軽い運動による、ほんの少しの努力を日常に取り入れないと、ボディラインも美肌も維持するのが難しくなってくるでしょう。
勝手に溜まる脂肪は運動で代謝
脂肪は悪者ではないのですが、勝手にカラダに蓄積され、何もしないでいると、気づくと中性脂肪となり、カラダに悪影響を及ぼすこともあります。
基礎代謝の機能は、前述のように20代からもう衰え始め、20代では年間平均3.6kg、30代を過ぎると5.6kgの脂肪を勝手に溜めると言われています。
20代前半までは、食べ過ぎても、翌日の胃もたれは感じにくく、ニキビや肌荒れが起こっても治りは早いでしょう。
しかし、若さに過信していると、1年で4kg近く太るかもしれないのです。
有酸素運動の必要性
勝手に溜まっていく脂肪は、これも人間としての自然な機能なので、有酸素運動を取り入れないと脂肪エネルギーが燃えてくれません。
10分でいいので、早足で歩く時間を作る、軽くストレッチをするほか、毎月のように雑誌には流行のエクササイズが特集されているので、取り入れてみましょう。
代謝をよくする食べ物
- 基礎代謝を向上する栄養成分
- イノシン酸:マグロ、カツオ
- サンショオール:山椒(山椒の実、粉山椒)
- 脂質を代謝する栄養成分
マグネシウムとビタミンB群(特にビタミンB2)が含まれる食べ物を一緒に摂ると、脂質の代謝が深まると考えられています。
- マグネシウム:ごま、納豆、ひじき、ほうれん草、キアヌ、スピルリナ、なつめ、金目鯛、海苔、アーモンドなど
- ビタミンB2:豚肉、玄米、ホタテ、卵、きのこ類、カツオ、牡蠣、ほうれん草など
こうして見ると、和食素材が多いようですね。
マグロやカツオのお刺身定食に、納豆ごはん、ほうれん草のお浸しなど、お馴染みの和食で、食事面からも基礎代謝を向上させたり、脂質代謝に役立つものを食べておきましょう。