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切干大根の栄養価は大根の10倍?冷え・便秘対策に

秋冬は大根が美味しい季節ですが、それを”天日干し”にした「切干大根」は通常の大根と比べて10倍以上にも増える栄養成分が含まれています。

大根を干すときに栄養価が増し、その上、オリゴ糖などの甘味が増えて食べやすくなるので、常にストックしておきたい乾物ですね。

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”天日干し”で増える切干大根の栄養価

通常の生の大根には、ジアスターゼなどの消化酵素が含まれますが、切干大根は、天日干しにする課程で、消化酵素系は消失します。

しかしカルシウムは大根の15倍、鉄が32倍、ビタミンB1とB2は10倍にまで増えます。
また生の大根は水分が多く、食物繊維はさほど多くはありませんが、切干大根にすると100g中20.6gに増えます。
「生の野菜」では、ごぼうの100g中5.7gが今のところ1位ですが、それをしのぐ食物繊維量となります。(ちなみに切り干し大根は「乾物」です)
※参考:文部科学省『日本食品標準成分表』

冷え、便秘、二日酔い対策に

切干大根は、大根を干すことによって保温作用も生まれるので、カラダ温め食材として、冷え性対策になる食材です。

またお酒の飲みすぎによる二日酔いで、弱った肝臓や胃腸を回復する作用も望めるでしょう。

そしてシミやニキビの元凶となる”肌の糖化”に関わる血糖値の安定も望めるでしょう。
血糖値の乱高下は、イライラや不眠、不安感など精神状態にも影響をきたすので、切干大根がその予防食となれば嬉しいですね。

それから、前述したように、切干大根は食物繊維が、ごぼう以上に多く含まれるので、整腸作用も期待できますね。
その上、切干大根の甘味は、オリゴ糖によるものなので、食物繊維とダブルで腸の調子を整えてくれるでしょう。

切干大根は、乾物なので、少量で効率よく栄養成分が摂れる、優れた保存食ですよね。

水で戻して調理するのが一般的ですが、筆者は乾物のまま、スナック菓子代わりに時々食べています。
甘いのに、血糖値の乱高下の心配が少ないのも嬉しいですね。

切干大根の取り入れ方

切干大根は1食平均15gが目安量です。
この量で、生の大根1/3本分に相当します。
またメーカーによりますが、だいたい1袋200円前後とリーズナブルです。
そして干しているだけなので、食品添加物も塩も加わっておらず、原材料は列記とした「大根」だけなので、安心していただけるでしょう。

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切干大根は和惣菜として油揚げと一緒に煮物にされているぐらいしか、レパートリーが浮かばないかもしれませんが、いろいろ活用できるので、以下を参考に取り入れてみてください。

  • そのまま食べておやつに
    優しい天然の大根の甘味が口いっぱいに広がって美味!
    よく噛まなければ呑み込めないので、口の咀嚼運動にもいいでしょう。
    その過程でパロチンやアミラーゼなど、唾液から消化酵素も分泌されます。
  • ご飯と一緒に炊く
    切干大根を乾物のままキッチンバサミで1cmほどにカットしてご飯と一緒に炊くだけ。お米1合に対して切干大根15gが目安です。
  • お味噌汁の具に
    切干大根を乾物のまま2~3cmの長さにカットし、お味噌汁の具として他の食材と一緒にいただきましょう。ほうれん草やワカメ、また豚汁の具の1つとして入れても美味です。
  • しゃぶしゃぶや鍋物に
    切干大根を乾物のまま5cmぐらいにカットして、しゃぶしゃぶや鍋物の具の一つとして活用してみましょう。切干大根からも旨味が出て、いつもの鍋物の隠し味に!
  • カレーやシチューに
    カレーはご家庭によって、様々な隠し味が使われていますが、切干大根をその一つとして活用すると、甘味がプラスされます。
    またシチューには蕪を使用することが多いですが、その代用として切干大根を使ってみましょう。
  • 焼き菓子に
    パウンドケーキにはよくドライフルーツが使われていますが、切干大根も甘味があるので、焼き菓子の具と好相性です!

家庭料理なら、特にルールはないので、グラタンやマリネ、パスタの代用など、様々なバリエーションを楽しみながら、切干大根の栄養価を取り入れてくださいね。

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