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蕪は胃腸を守り、冷えとウイルス対策に役立つ根野菜

蒸し野菜やお漬物でおなじみの蕪。
ホワイトシチューや、お料理の付け合せなど、洋食でも用いられていますね。

蕪は、大根やキャベツと同じくアブラナ科の野菜ですが、大根ほどの辛味はなく、キャベツと共に胃腸を守る野菜の1つでもあります。

暴飲暴食で傷んだ胃腸や、冷え、ウイルス対策にも役立つので、どんな健康作用があるのか知っておきましょう。

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蕪は生の状態だとアミラーゼが摂れる

蕪は生の状態でいただくと、消化酵素の1種、アミラーゼが摂れますね。
アミラーゼはヒトの唾液にも含まれる成分ですが、20歳をすぎると「よく噛む」という行為を行わない限り、自然分泌の量が減っている消化酵素の1つでもあります。

赤ちゃんから幼児期の間は、ヨダレでお洋服を汚すことが多々ありますが、その唾液にはアミラーゼやパロチンなどの消化酵素が豊富です。

残念なことに、思春期をすぎると、自然分泌は減り、20歳を境に減っていくと考えられています。

そこで蕪を生の状態でいただくと、アミラーゼが補えるので、薄くスライスしてサラダに入れたり、少量の塩分と共に1晩置いた「一夜漬け」にしたり、大根おろしの代わりにすりおろしたものをいただくようにしましょう。

アミラーゼは胃腸を守り、温める作用も期待できるでしょう。

蕪の葉は捨てずに一緒にお漬物や蒸し野菜に!

蕪の葉の部分は、緑が濃く、緑黄色野菜に分類されます。
葉の柔らかい部分は生でも食べやすいので、サラダにしていただくといいでしょう。

葉の部分は緑黄色野菜なので、β-カロテンが豊富ですが、他にビタミンCも摂取できます。
軽く蒸して、お料理の彩りにしたり、根の部分と一緒に「一夜漬け」にして楽しみましょう。

β-カロテンは抗酸化成分として体内でビタミンA様に働き、ビタミンCは風邪などのウイルス対策にも役立ちます。

そして蕪は根も葉の部分も、カリウムが豊富なので、ムクミ対策にもいいでしょう。

蕪はご飯と好相性!

蕪は、お正月の「七草粥」の1つ”すずな”としても用いられていますし、昔から蕪の根を白く茹でるために、お米のとぎ汁を使うなどして、お米とは縁の深い野菜です。

お米はお粥状にしたり、とぎ汁を煮ると、蕪同様、アミラーゼが出てくるので、その辺りも、相性がいい所以かもしれませんね。

蕪とご飯の簡単レシピ

  • 蕪がゆ (2人分)
    1. 蕪の根を1個分すりおろし、茎と葉はみじん切りにしておく。
    2. お鍋にご飯2膳分と1の蕪、水300ccを入れ、10分ほど中弱火で煮るだけ!
    塩でお好みの味に調整してください。

  • 蕪と根と葉の一夜漬け(蕪1個分)
    ご飯のお供に蕪の一夜漬けが重宝しますね。ぬか漬けにしなくても、薄くスライスした蕪の根と、4~5cmに切りそろえた蕪の茎と葉を一緒にビニール袋に入れ、塩小さじ1/2程度を入れて、ビニール袋の上からよくもみ、冷蔵庫で1晩寝かせるだけです。
    塩分が気になる場合は、食べる前に、さっと水で洗い流しましょう。
    お弁当のおかずや、おにぎりの付け合せにも重宝します。

蕪をすりおろしてからお粥状にすると、驚くほど甘く感じます。
中華だしを加えて、中華粥風にしたり、トマトと共にリゾットにしたり、さらにチーズを加えて、ドリアの具にしても美味しいですよ。

胃腸を労わり、冷えやウイルスからカラダを守る「蕪」で秋冬を乗り切りましょう。

 

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