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乾燥肌を防ぐには"肉or魚×野菜"で細胞間脂質を産生

秋冬の肌の乾燥対策は、肌のバリア機能が健康に保たれているかどうかが大切になってきますね。

三大美肌要素の1種といわれている「細胞間脂質」をご存知でしょうか?
秋冬は顔だけでなく、ひざ下やひじなどの肌も乾燥して、場合によっては粉をふいたようにカサカサと痛みを伴うことも出てくるので、美容としての「美肌」だけではなく、「皮膚の健康」という観点からも、肌のバリア機能の健康を保つよう心がけましょう。

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細胞間脂質とは?

美容に詳しい女性なら「細胞間脂質」という言葉はよく聞いているかもしれませんね。

一般に『三大美肌要素』として、皮脂膜、細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)の3つのバランスを指しています。

この中の「細胞間脂質」が、本日のテーマの主役です。

細胞間脂質は、皮膚組織の奥にある角質層の隙間を埋め、外からの刺激や体内の水分の蒸散を防いで、肌のバリア機能を保つ働きがあると考えられています。

化粧品のCMや広告などでおなじみの「セラミド」も脂質の1つで、細胞間脂質の構成に重要な役割があります。

このあたりの皮膚組織が整っていると、バリア機能だけではなく、肌の保水力もUPして、みずみずしい弾力のある肌が保てるのです。

しかしこうした皮膚組織のメカニズムは加齢と共に崩れやすくなるので、クレンジングなどの外側のケアと、細胞間脂質を体内で生成しやすくする食べ物を知っておくと乾燥肌が防げるかもしれません。

肌の細胞間脂質を守るクレンジング

細胞間脂質は、入浴時の熱いお湯で顔を洗うと溶け出し、またゴシゴシと洗うことで、はがれ落ちてしまうので、水かぬるま湯で顔を洗うのが鉄則です。
これから寒くなる時期なので、水は冷たく感じるかもしれませんが、ひと肌程度のぬるま湯で洗うようにしましょう。

また細胞間脂質は、肌のターンオーバー(約28日周期)が促進されると同時に産生されるので、皮脂やメイク、洗顔料が、肌に残らないように注意しましょう。

顔だけではなく、腕や脚、そして自分ではわかりにくい背中なども同様に、ボディソープや石けんの泡が残らないよう洗い流しておきましょう。

細胞間脂質を産生する食べ物とは?

  • 肉or魚×野菜
    肉類や魚介類などの動物性タンパク質食品と、ビタミンCや鉄が含まれた緑黄色野菜を一緒に摂ると、皮膚組織のコラーゲンやセラミドなどの生成が促され、細胞間脂質も健康に保たれていくでしょう。
    肉類や魚介類には、「コラーゲンが入っていて肌にいい」とよく言われていますが、食肉・魚介類に含まれるコラーゲンを食べても、ヒトのコラーゲンには直接なりません。
    食肉・魚介類に含まれるコラーゲンはヒトの体内に入るとアミノ酸などに分解されて、ヒトの細胞間脂質などを造る材料にはなりますが、ビタミンCや鉄の他、様々な栄養成分の力がなければ、その材料にもならないかもしれないのです。
    その辺りの認識を誤って、肉食中心にならないよう気を付けましょう。

  • ビタミンAやビタミンB2
    ビタミンAはウナギや赤身肉、レバーに多く含まれますが、β-カロテンが豊富な緑黄色野菜、サケやカニの赤色色素”アスタキサンチン”も体内でビタミンA様に働くのあで、肌のターンオーバーに役立つでしょう。
    ビタミンB2は緑黄色野菜の他、キノコ類や豚肉などに含まれます。

  • ビタミンE類
    抗酸化作用のある食品も、細胞間脂質を健康に保つうえで大切です。
    オリーブオイルや亜麻仁油、そしてアーモンドなどのナッツ類から補いましょう。

  • セラミド生成に役立つ食べ物
    コンニャク、ほうれん草、大豆製品、きびなどにセラミドが含まれますが、コラーゲン同様、セラミドを食べたからといって、すぐにヒトの皮膚組織のセラミドにはなりません。
    しかしヒトのセラミド生成の材料の1つとして乾燥肌を守る成分ではあるので、積極的にとり入れておきましょう。

木綿豆腐をベースに小さな短冊切りにカットされたコンニャクやニンジン、ほうれん草を和える「白和え」はゴマもたくさん入れるので、緑黄色野菜やビタミンE、セラミド補給にいいですね。
「白和え」を副菜にして、メインでお肉や魚、うなぎなどを取り入れてみましょう。

これはほんの一例ですが、上記の食べ物リストは揃えやすい食材なので、上手く組み合わせて、体内から細胞間脂質をしっかりと産生させて、全身を乾燥肌から守ってあげましょう。

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