ザクロは美容ドリンクや、美活をうたったチョコレート菓子の材料に入っていたり、近年、製品が増えてきましたね。
生のザクロは秋が旬なので、大型スーパーでは購入できるでしょう。
ザクロは「女性の果実」という別名も持っており、真っ赤なルビー色の果実には、女性ホルモンの分泌調整に関与する栄養成分も入っています。
ザクロのルビー色にはどんな秘密が隠されているのでしょうか?
ザクロの鮮やかなルビー色の正体とは?
ザクロの果肉粒は、美しいルビー色ですが、この色素成分は、ポリフェノールによるものです。
ポリフェノールには、私たちの呼吸から入ってくる活性酸素や、紫外線による体内の障害を防ぐ、抗酸化作用でおなじみの「アントシアニン」も含まれます。
またザクロには、「エラグ酸」や「エラジタンニン」が入っており、これらは、糖質がタンパク質と結合して引き起こす、肌の糖化予防にもなると考えられています。
ザクロの美しいルビー色は、まるで”美容カプセル”のようですね。
エストロゲンの分泌を調整する?
ザクロには、女性ホルモンの1つであるエストロゲンと似たような働きをする成分が入っています。
イライラや倦怠感などは、女性ホルモンの分泌調整で、緩和する効果が期待できるので、ザクロは嬉しい存在ですね。
他には、
- ビタミンB群
糖質を代謝して体脂肪を増えにくくする - ナイアシン
イライラを鎮める - カリウム・アスパラギン酸
疲れた体や胃腸を休める - ビタミンC
美白をはじめ、風邪予防や鉄の吸収を助ける
など、美容や秋冬の流行病の予防や対策にも役立つ果物となるでしょう。
ザクロの歴史は古く、5000年前には既に栽培が始まっており、粒が多いことから当時から「子孫の繁栄」を表す縁起のいい果物として扱われていました。
また当時から女性の美容や病の改善に役立っていたようです。
ザクロの取り入れ方
ザクロはそのまま生のままでいただくのが一番美味しいのですが、一粒ずつ、取り出して食べるのは結構面倒であったりします。
種を一気に取り除きたい場合は、ジューサーをお持ちの方は、それで処理するとザクロの真っ赤な果汁が堪能できます。
スイーツやヨーグルトのトッピングとしても食べやすいですね。
そしてビーフシチューや、ハヤシライス(ハッシュドビーフ)など、牛肉を煮込んだ温かいメニューとよく合うので、個人的にオススメです。
生のザクロは、今の時期からクリスマスにかけて入手しやすくなるので、今のうちに堪能しておきましょう!