今週のお題「体調管理」
風邪やインフルエンザが猛威を振るう季節になりましたね。
寒さ対策はもちろん、食べ物などからの体調管理も必要ですね。
筆者は個人的にのどや鼻などの鼻咽喉が弱いので、移動中も室内も、寝るときもずっとマスクが守り神です。
使い捨ての大きめサイズにすると、あごまで隠れて温かく、小顔湿布代わりにもなるので重宝しています。
そして風邪や乾燥肌などの体調管理に、ハチミツも利用しています。
少し高価ですが、マヌカハニーなら、かなり効き目がある(?)ので、その秘密を体調管理とともにお伝えしていきます!
マヌカハニーとは?
ニュージーランドに生息しているマヌカという低木の花から採れるハチミツで、世界最高級ともいわれています。
日本では正式に認められていませんが、欧米では正式に医療の現場でマヌカハニーを薬のように扱うことが許されており、傷口の軟膏代わりに使われたり、マヌカハニーをしみこませた「ハチミツ包帯」まで製品化されています。
マヌカではありませんが、ハチミツそのものが、西洋医学の祖であるギリシャのヒポクラテスの時代から使われていました。
主に咳止め、目薬、傷口の治療、歯の治療に使われていたことがわかっています。
そして近年の研究で、医療作用が最も高いハチミツがニュージーランドのマヌカハニーということもわかってきました。
少し余談になりますが、紀元前の傷口の治療では、まだ「傷口を縫う」という技術がなく(?)、なんと、はちみつを塗って傷口を塞いでいたそうです。
なぜマヌカハニーが体調管理にいいのか?
マヌカハニーは ニュージーランドの研究機関では、主に3つの成分の含有量が高く、それらが健康に良い作用を与えているとしています。その成分は、
- メチルグリオキサール(MGO)
- メチルシリンゲート(MSYR)
- レプトスペリン
この3つです。これらは抗菌・抗炎作用が高く、そのため、あらゆる病原菌を死滅させてくれるので、体調管理にはピッタリなのです。
この3つの成分は、残念ながら他のハチミツにはほぼ含まれていません。
そのため海外では、マヌカハニーが医療の現場でも使われているのですね。
ハチミツはどの種類でも100%純粋のものであれば、カビが生えることがありません。
みなさんも、ハチミツの存在を忘れて放置していても、白く固まっているだけで、カビが生えて大変!?というのは見たことがないハズです。
マヌカハニーはその作用が他のハチミツよりも格段に優れているのです。
あと、通常のハチミツはやや透明感がありトロリとした液体ですが、マヌカハニーは半固体で透明感もありません。
通常のハチミツの「固まりかけ」っぽい感じです。(冒頭の写真参照)
では具体的に、どのように体調管理にいいのか見ていきましょう。
風邪予防効果が期待!
マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサール(MGO)には、風邪やインフルエンザの菌が増殖するのを抑えるので、予防となります。
また、のどの痛みを緩和してくれるので、治りも早くなるようです。
マヌカハニーは天然の抗生物質といったところでしょうか?
コップ1杯の水に、マヌカハニーをティースプーン1杯分、溶かすのが適量です。
冬はホットでいただきたいところですが、マヌカハニーは生の状態で、なるべく加熱しないほうが、メチルグリオキサール(MGO)の作用が堪能できるので、常温でいただくようにしましょう。
虫歯予防にも!?
ハチミツはどの種類も総じて糖度が高めなので、虫歯になるのでは!? と思われがちです。
しかし前述のとおり、ハチミツのトロリとした液体の中では微生物が繁殖しないので、カビもはえません。
そして抗菌・抗炎作用もあるので、虫歯や歯周病の原因菌「ミュータンス菌」の繁殖を抑えてしまうので、虫歯予防になるのですね。
そして口内炎ができてしまった場合は、マヌカハニーを直接塗れば治りが早くなるというデータもあります。
口の中の常在菌が体内に回ると、風邪や体調不良の原因になることもあるので、体調管理の一環として、歯磨きの後、筆者は、マヌカハニーを指にとり、歯と歯茎の間に塗っています。その後うがいをする必要はありません。
美味しくて健康にいい習慣となるのでおススメです。
乾燥肌対策にも◎!
マヌカハニーは甘味の一つとして取り入れるのもいいですが、外用でもかなり効果が期待できるので、乾燥肌がひどい場合は、直接塗っても大丈夫なようです。
またマヌカハニーはハーブショップでもよく見かけますが、お好きなアロマオイルやベースオイルと混ぜて使ってもいいでしょう。
※マヌカハニーの注意点
マヌカハニーに限らず、ハチミツは1歳未満の乳児には食べさせないようにしてください!外用としても避けるようにしてください。
マヌカハニーのグレードは?
マヌカハニーは他のハチミツと違って、グレードによって値段が違ってきます。
パッケージを見ると、前述のメチルグリオキサール(MGO)の濃度が基準となっています。
このMGO値が高ければ高いほど効果が得やすいと考えられていますが、一番低いMGO100でも十分です。
ちなみに最高グレードはMGO800です。100、200、300、500、800の5つのグレードからなります。
またメーカーによって、MGO値ではなく、「ユニークマヌカファクター」UMFの数値が使われている製品もあります。
日本に輸入されているものは、どちらかというとUMFの製品のほうが多いかもしれません。
パッケージにUMFの数値の隣にMGと表記されているのは、MGOのことで、UMF数値も、やはりメチルグリオキサール(MGO)の数値で管理されていることになります。
UMFの数値は以下の通りです。
- UMF5+ MG83mg以上
- UMF8+ MG182mg以上
- UMF10+ MG263mg以上
- UMF15+ MG514mg以上
- UMF20+ MG829mg以上
だいたい四捨五入するとMGO数値のものと同じグレードのようですね。
UMF表記では「UMF5+」が一番グレードが低くなりますが、MGO100とともに、だいたい300g前後の容量で3,000円前後です。
マヌカハニーは成城石井や紀伊國屋(スーパー)、関西のイカリスーパー、ハーブショップ、健康食品店、デパ地下などで購入できます。
さいごに
毎日大量に使うものではありませんし、筆者はたまに、のどの予防に飲む程度で、後は毎日の歯と歯茎のお手入れに使うので、1瓶買って3ヶ月ぐらいは持っています。
そう思うと、さほど高いお買い物ではないと思います。
風邪やインフルエンザ、そして乾燥肌も虫歯も、ひどくなるとなかなか治りにくく、苦しい思いをすることになりますよね。
毎日の体調管理にマヌカハニーの予防作用を利用してみるのもおススメです。