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乾燥肌改善のカギとは?肌の顆粒層を増やす食べ物

寒い冬は手足だけではなく、顔まで冷たく感じ、こわばってきますね。
こわばるだけならいいですが、肌がカサカサしてくると痛痒くなってくるので、改善しておきたいところ。
それには肌の奥のさらに奥「顆粒層」にカギがあるようです。
乾燥肌対策に、顆粒層にはどんな神秘が隠れているのでしょうか?

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肌の顆粒層に存在するフィラグリンとは?

美容好きの方は、肌の奥にある真皮層や角質層、肌のターンオーバーなどのキーワードはよくご存知でしょう。
それに加え、フィラグリンの存在も覚えておくと、美肌力がつく生活習慣が身につくかもしれません!?

フィラグリンとは、肌のバリア機能や保湿機能に関与するタンパク質の1種です。
肌には「表皮」と呼ばれる部分がありますが、そこに角質層があります。
そして角質層の下には顆粒層という層があり、フィラグリンはそこに存在します。

しかし日本人はフィラグリンの量が元々少ない人種なので、分解能力がどうしても低くなり、乾燥肌や、少しの刺激でもかぶれてしまう敏感肌の人が多いようです。

フィラグリンは増える?

乾燥肌対策のためにも、そして日々の肌の健康のためにも、フィラグリンの量は一定量保ちたいものですよね。
日本人はフィラグリンが少ない人種とはいえ、乾燥肌と無縁の人もいるので、体内から気を配り、肌のターンオーバーが乱れないようにすれば健康は保たれるでしょう。

フィラグリンもタンパク質の1種なので、食事面ではやはりお肉、魚介類、大豆製品などからタンパク質をとっておきましょう。
もちろん、タンパク質食品がダイレクトにフィラグリンになるわけではなく、一度アミノ酸などに分解されてから、フィラグリンの材料となっていきます。
そして肌の組織まで、食事で得た栄養成分を届けるためにも、野菜や果物からビタミン、ミネラルも不足しないように摂っておきましょう。
肌のターンオーバーが乱れてしまうと、フィラグリンが顆粒層から角質層に移動できなくなってしまうので、ストレスや睡眠不足など生活習慣にも注意しておきたいですね。

フィラグリンの働き

フィラグリンは体内の酵素の影響を受けて分解されます。
その後、肌のターンオーバーで顆粒層から角質層に移動するのですが、その時に天然保湿因子「NMF」の主要な成分となります。
NMFはセラミドと皮脂とともに、肌の3大保湿因子と呼ばれるものです。
そのためNMFが不足すると乾燥肌がひどくなるのです。
またアミノ酸の1種である「セリン」を産生したり、肌を外部刺激から守る働きのある「ヒスチジン」などの成分も生み出します。
NMFは肌のバリア機能と保湿機能を高めるためにも大切な存在なのです。

こうしたことから、フィラグリンがもともと少なく人種である日本人は、乾燥肌の人が多くなってしまうのですね。
しかし、前述のように、肌のターンオーバーを心がければフィラグリンの一定量が保たれ、健やかな肌が保てるようになるでしょう。

さいごに

ものごとは表面だけで判断せずに、その奥に潜む真意を見極めることが大切ですが、肌の健康も同じことが言えそうですね。

美容好きの方は肌の表面はもちろん、その奥にある角質層に存在するセラミド、そして真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸の存在はよく知っていることでしょう。
さらにその奥に潜む顆粒層にあるフィラグリンまで意識を向けると、サラダやパンだけのヘルシー食ではキレイになれないことがわかってきますね。

タンパク質はお肉や魚をがっつり食べなくても、大豆製品などからも摂れますし、ご飯などにも含まれます。
良質のアミノ酸(タンパク質)を取り入れて、乾燥肌の予防や改善に役立てましょう。