ダイエットをして、体重が減っても、顔がむくんだままだと、あまり成功した実感がないですよね。
逆に体重が増えていても(?)顔がシャープになれば、目も一回り大きく見えて、特に女性は鏡を見るたびにテンションが上がるでしょう。
世の中には、体型はポッチャリなのに、顔だけ肉がつかないという、うらやましい人がいることも確かです。
この差は何なのでしょうか?
スリムなのに顔がむくんで大きく見える人は塩分のとりすぎしれませんね。
本日は、食事の際の塩分コントロール法をご紹介いたします。
塩分はつける
サラダを食べる時に、ドレッシングをかけたり、漬物に醤油をかけたり、食べ物に塩分の多い調味料を「かける」ことが多いですね。
つい調整が難しくて、かけすぎることもあります。
しかし、お造りや天ぷらの時、醤油や塩、出汁などを、別の小皿に入れていただくのが一般的です。
その時は、食べ物を、それらの調味料に「つける」という食べ方をします。
調整しながら調味料をつけることができますし、小皿に余った調味料を、むりやり残さず、お料理につけたり、飲み干すことはほとんどないので、塩分が控えめになるのです。
サラダなどもドレッシングを別の小皿にとり、お造りのような食べ方をすると、ドレッシング量が減らせるでしょう。
酸味と薬味を利用する
塩分の多い調味料のかわりに、わさびや唐辛子、生姜、コショウ、山椒、柚子胡椒などを利用すると、味がハッキリするのに、塩分量が少なくても、味覚が満足します。
また、レモンや柚子、かぼすなどの柑橘類や、お酢などの酸味も味が締まりますね。
これらはクエン酸を含むので、疲労回復にもいいでしょう。
麺類の汁を残す
ラーメンやうどん、蕎麦などの麺類は、スープやお出汁が味の決め手となります。
しかし、全部飲み干すと、かなりの塩分を補給することになります。
ラーメン1杯で、平均10gの食塩が入っていると言われており、これは国の1日の塩分摂取量の基準をはるかに超えることになります。
塩分と一緒に、水分も加わると、水はカラダに余分な水分まで溜め込んでしまうので、塩分と水分、ダブルで顔がむくむことになります。
うどんや蕎麦は、ラーメンに比べると、カロリーも塩分も低いので、一見ヘルシーですが、全部飲み干さないように注意しましょう。
また、寒いのでお鍋を囲む人も多いでしょう。
お鍋の最後に、残ったお出汁やスープで、雑炊を楽しむ方も多いと思いますが、そこにも、たっぷりと塩分が含まれているので、食べ過ぎないように注意してくださいね。
加工食品や練り製品の塩分
魚介類ではちくわやかまぼこ、肉類ではハムやウインナー、ベーコン、そして乳製品ではチーズ類に塩分が多く含まれます。
調理しなくても食べやすい製品もあるので、スイーツをつまむよりもマシ? と思って、おやつに取り入れる方も多いでしょう。
またスナック菓子も要注意です。
甘い物だと罪悪感がありますが、スナック菓子は塩辛い分、スイーツほど罪悪感がありません。
しかし揚げたスナック菓子にはたっぷりの食塩がまぶしてあるので、一袋食べてしまうと、翌朝、顔がむくんでしまうのは覚悟しなければいけません。
そして練りチューブのわさびやしょうが、にんにくも保存性を高めるために、食塩を含むことが多いので、適宜、調整して使うようにしましょう。
おかずばかりではなくご飯もきちんと食べる!
糖質オフブームの影響で、おかずばかり食べて、ご飯を抜く人が増えていますね。
しかし、おかずを大量に食べていなくても、ご飯を抜くことによって、カラダは塩分過多のサインを出し、必要以上にのどが渇くケースがあります。
そうすると水分を摂りすぎ、むくみやすくなるのです。
通常のご飯をきちんといただくと、基本、無塩なので、おかずの塩分が体内で緩和されます。
そしてご飯が冷めた状態だとレジスタントスターチという難消化性デンプンが現れ、食物繊維のような働きを、腸内でするので、余剰分の水分や塩分排出のお手伝いをしてくれ、顔もスッキリとするでしょう。
おわりに
糖質オフは、本来、糖尿病や肥満症などの治療目的です。
健常者の方は、砂糖を多く含むスイーツやパン類、甘い飲み物は控えるべきですが、ご飯などを、わざわざ抜くと、塩分コントロールなど、別の面で健康を害するかもしれません。
ご飯は、よく噛んで飲み込めるので、その咀嚼(そしゃく)行為が、顔の筋トレとなり、ますます小顔効果が望めるかもしれません。
また塩分コントロールを、常に意識しておくことで、将来の高血圧や肥満なども予防できるでしょう。