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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

幸せホルモン"セロトニン"の腸内分泌は便秘に?

幸せホルモンとして知られる「セロトニン」は、脳で分泌されると幸せホルモンとして活躍し、前向きになれますが、腸内で分泌されると便秘の原因になるようです!
カラクリを見ていきましょう。

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セロトニンの分泌過程とは?

セロトニンは本来、精神を安定させて、幸せを感じさせてくれるホルモンです。
また、ヤル気や集中力を司るアドレナリンやドーパミンが、バランスよく働けるよう、コントロールする役目もあります。

セロトニンが不足すると、疲れやすく、物事をやり遂げる意欲がなくなり、そういう状態が続くと、うつ病や不眠症に陥りやすくなります。

セロトニンは脳だけでつくられていると思っている方も多いでしょう。
脳内でつくられるセロトニン量はごくわずかですが、その微量なもので、ヒトの精神を落ち着かせてくれているのです。

そしてセロトニンは、腸でもつくられているのです!
腸内で分泌されるセロトニンは、ヒトがストレスを感じた時です。
腸内でのセロトニンは、脳での働きと違い、腸内の動きを過敏にさせるので、便秘や下痢をひどくする場合があります。

もし便秘ぎみだな?
と感じたら、ストレスで腸内にセロトニンが分泌されたからかもしれません。

腸にストレスを与えないためには?

脳内の幸せホルモンを分泌させるセロトニンには、トリプトファンを含む食品を取るようにするといいでしょう。
バナナ、乳製品、大豆製品などです。
これらを食べたからといって、幸せを感じていれば、ストレスはないので、腸内でのセロトニンは分泌されないでしょう。

怖いのは、腸にストレスを感じさせてしまうことですね。

主に仕事のストレスや、食生活が悪く、腸内環境を悪化させていることが、腸に負担をかけていることと思います。

そして、便秘がちになると、神経質になり、少しでも腸に良さそうな、食物繊維を含んだ食べ物やヨーグルト、乳酸菌食品(飲料)を多量摂取する人もいます。

便秘の場合は、まず、ごぼうやイモ類などの根菜類、玄米などは不溶性食物繊維の含有量が多いので、一度控え、水溶性食物繊維の多い野菜を食べましょう。

ヨーグルトも、食べている乳酸菌が、ご自分の腸内細菌と合わない場合、便秘を引き起こしているかもしれないので、一旦お休みするといいでしょう。

また糖質制限でお米を抜いている人が多いのも一因なので、冷ご飯などをゆっくりかんでいただくと改善に向かいやすいでしょう。

あまりにひどい方は、医療機関に相談するか、漢方系の下剤などで出してしまうことです。

オリーブオイルで改善?

油脂類の摂取も便秘の原因となりますが、体内で悪いのは、酸化した油である過酸化脂質です。
揚げてから時間のたった揚げ物や炒め物、また魚介類や肉類も調理後数時間たったものは、含まれる油分が酸化しています。

亜麻仁油やエゴマ油などもパッケージをあけて、数週間が経過したものは酸化が進んでくるので、少量タイプのものを購入し、冷蔵庫で保管しておきましょう。

その点、エキストラバージンオイルなら、酸化に強いのでオススメです。
全く酸化しないわけではありませんが、全油脂類の中でもかなり優秀です。

また、炭水化物は油脂類と一緒にとると消化しやすい、というデータも出ています。
特にオリーブオイルです。
ご飯ならチャーハンを作る時にオリーブオイルで炒めるといいでしょう。
※オリーブオイルは必ず「エキストラバージンオリーブオイル」を使いましょう。

オリゴ糖やラカント、カカオポリフェノールなどを味方に

オリゴ糖を含むてんさい糖やラカントなどを甘味料に使うと、お腹がいい感じでゆるくなり、便秘が改善されやすくなります。
また、近年、チョコレート菓子でよく使われている難消化性デキストリンも水溶性食物繊維の一種です。
よくパッケージに「とりすぎはお腹がゆるくなります」と書かれていますが、筆者は市販の下剤を飲むよりかは、こういうお菓子を一時的に利用するのもいいと思っています。
こうした菓子類は砂糖も含まれていますが、難消化性デキストリンで含量も抑えられています。
また一緒にカカオポリフェノールも摂ることができますね。

さいごに

ストレス社会を生き抜くには、自分で思っているよりも、腸が敏感に感じ取っているかもしれません。

日本では特に女性に便秘が多いですね。
便秘でイライラするのか? イライラのストレスで便秘を起こすのか?
どちらが先かは、解明されていませんが、腸は第二の脳と言われるように、美腸が全ての不調の予防や改善のカギとなっていることは確かでしょう。