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フェルラ酸とは?認知症予防や記憶力UPに米糠や雑穀

認知症と聞くと、高齢者の特徴のように思えますが、年々、若年齢化していますね。
また、年齢に関係なく「忘れっぽい」「記憶力が弱った」「集中力がない」などの悩みはつきものです。

そんな中、玄米の糠の部分や全粒粉小麦粉、大麦、雑穀類に含まれる「フェルラ酸」に注目が集まってきています!

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認知症とは?

日本で「認知症」と診断されている人口は500万人と推定されていますね。
また、予備軍である「軽度認知障害」を含めると、高齢者の4分の1が該当することになります。

この中で一番、重度と考えれているのが、「アルツハイマー」となりますが、なんと、25年もの歳月をかけて罹患していくと考えられています。

日本での「高齢者」の定義は”前期高齢者”が65歳から74歳まで、”後期高齢者”は75歳以上となっています。

認知症の若年齢化を考えると、アルツハイマーになるまでに25年かかるということは、早ければ、40代から、脳の認知機能や記憶機能が弱っていく計算になりますね...

この認知症になってしまう、主な原因は脳の委縮です。

「アミロイドβ」と呼ばれる異常タンパク質が脳に沈着してしまうと、脳の神経細胞が脱落して、脳が委縮してしまうのです。
この脳の委縮が、認知症の発症ということになります。

本人も気づかず、じわじわと進行していくので、医療機関で診断された時点では、脳のダメージが、かなり進んでしまっている場合が多いのが現状です。

しかし、軽度認知障害の場合は、認知症の発症を防げるかもしれません。

そこで食事療法として挙げられているのが、フェルラ酸です。

フェルラ酸とは?

フェルラ酸は、玄米の糠の部分や全粒粉小麦粉、大麦、雑穀類に含まれるポリフェノールの1種です。
フェルラ酸も、ポリフェノール特有の活性酸素を除去する抗酸化作用や、炎症を抑える作用が期待できます。

またマウスをつかった動物実験では、フェルラ酸を摂取したマウスは、記憶を司る脳の「海馬」に、異常タンパク質の「アミロイドβ」の沈着が抑えられたことがわかっています。

食品中に含まれるフェルラ酸は、前述の通りですが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸も、肝臓でフェルラ酸に変化するので、同様の作用が期待できます。

マウスは人間と生体構造が大変似ているので、マウスに効果が見られた場合、ヒトにも同様のことが起こることが多いので、期待大ですね。

また、フェルラ酸の影響で脳の「海馬」が守られれば、記憶力も向上し、認知症の懸念がまだない年代でも、仕事や勉強の効率がUPできるでしょう。

フェルラ酸を含む食べ物

フェルラ酸は、早くもサプリメントが登場していますが、できれば食べ物から摂取しておきたいですよね。

玄米を食べるのが手っ取り早いですが、玄米にはもう一つフィチン酸といって、肉類や魚介類に含まれる鉄の吸収を阻害する作用があります。
ベジタリアンの方なら問題ないですが、一般の食生活を送る方は、ぬか漬けを利用するといいでしょう。

パン派の人も、最近は全粒粉パンも買いやすくなったので、取り入れやすいでしょう。

筆者は、白米に大麦や雑穀を混ぜて炊くのがお気に入りなので、常食しているもので、認知力が高まるとは嬉しいですね。

さいごに

脳に存在する海馬は「記憶の本棚」と言われることもありますが、記憶力や認知力は、思い立った時に、サッと取り出せる書籍のように、鮮明に思い出せるのが理想です。

アルツハイマーが25年もの歳月をかけて進んでいくので、日々、脳の海馬を守る食生活や生活習慣を心がけたいものですね。