3月も中旬になったので、職場の異動や卒業式、卒園式のシーズンとなりましたね。
それに共に、お祝いの席や、送別会なども多く、ご馳走太りしていませんか?
一度、「お腹いっぱい食べるクセ」がつくと、もとに戻しにくいので、食欲を抑えてくれる成分を覚えておくと便利です。
食欲はどうして止まらなくなる?
睡眠不足など、ストレス状態が多くなると、過食に走るケースが見られますね。
カラダは常にお腹いっぱい食べることが、当たり前になってくると、胃から分泌される「グレリン」という成分が過剰分泌され、「もっともっと食べたい!」という食欲が沸き続けるので、食べ続けてしまうのです。
バイキングにいくと、「お腹がいっぱい」と思いながら、ついつい彩り豊かなお料理をたくさん食べてしまうのも、グレリンの仕業と言えるでしょう。
また、血糖値が低い状態の時には、脳内から「オレキシン」という成分が多くなり、食欲が増大してしまいます。
プチ断食を取り入れる際、断食明けの翌日は、普通食を食べずに、お粥で過ごすよう、専門機関では、注意喚起を促していますが、それはオレキシンの作用で、ドカ食いしやすいためです。
血糖値が低く、極度に空腹を感じている時に、たくさん食べてしまうと、胃腸がビックリして、消化不良を起こすので、注意しましょう。
ただ、オレキシンは、空腹感のガマンさえ乗り越えれば、「体内の修復作用」という長所があるので、肌荒れや病気の改善に期待できます。
食欲を抑える成分 ベスト3
- レプチン
食欲が過剰となってしまう「グレリン」や「オレキシン」の分泌を抑え、食欲も抑えてくれる成分がレプチンです。
食事の際、よく噛むことで脳の視床下部に作用して、「満腹サイン」を送り、食べ過ぎを防いでくれるのです。
ただ、早食いグセのある人は、このサインが現れにくいので、よく噛む習慣を日頃からつけておくようにしましょう。 - クエン酸
お酢や柑橘類の果物、梅干しに含まれる成分です。
そろそろ、みかんも終わりに近づいてきましたが、わざわざ柑橘類の果物を食べるのが面倒な場合は、ドレッシングやポン酢などにもお酢が使われているので、調味料などで調整して、摂取できるでしょう。
梅干しは宴会からの帰宅後に1粒食べておくと、翌朝の胸やけや二日酔いが予防できるでしょう。 - ナリンギン
こちらも柑橘類の果物から摂れる成分ですが、ポリフェノールの1種となります。柑橘類の中でも、特にグレープフルーツに多く含まれているので、利用してみましょう。
柑橘類は、クエン酸とナリンギン、両方含まれるので、食事会や飲み会の前に食べておくと、食べ過ぎが防げるかもしれませんね。
レプチンは、食べ物からではなく、自分自身が、よく噛んで食事をすれば出てくるホルモンなので、一番、実践しやすいのではないでしょうか?
さいごに
食べる順番や、糖質の多い物、脂質の多い物、と気になりはじめると、食事自体が楽しめなくなりますよね。
場合によっては、野菜が食べられないこともあります。
そういう時は、どんな食べ物でも、とにかく、よく噛んで食べることです。
「よく噛む」という行為は、顔の筋肉も鍛えられて小顔対策にもなりますし、食べ物が胃に入る前に粥状になっているので、その後の消化や代謝、吸収がスムーズにいくので、不調も起こりにくくなります。
レプチンをしっかりと作動させて、暴飲暴食信号に注意しましょう。