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腎臓の老化予防は血流改善がカギ?食生活では減塩を

腎臓は泌尿器系の臓器で、「尿を造る」イメージが大きいですよね。
その過程で、血液をろ過してクリーニングする器官でもあります。
実は、全血液の20%が腎臓を流れているので、血流が悪いとダメージを受け、老化してしまうのです。

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腎臓は血液のクリーニング器官

腎臓は、血液をろ過して、主に、食事から体内に入ってきた食べ物からの老廃物を、尿として排出する働きがあります。
ここで血液はクリーニングされるのですね。
しかし、加齢と共に腎臓も老化して、この「ろ過」する機能が徐々に弱ってきます。

腎臓のこうした機能は、「糸球体」という毛細血管の固まりが担っていますが、左右の腎臓で約200万個も存在するのです。
また、私たちのカラダに流れる全血液の20%が腎臓に流れるので、血管も多い臓器ということになります。

左右の腎臓で1分間に約100mlの血液をろ過しますが、そのうち99%を体内に戻します。
最後に尿として、体外に排出するのは、個人差はありますが、1日平均1.5リットルほどと考えられています。

腎臓の老化は健康診断の「血液検査」と「尿検査」の数値

 健康診断には「血液検査」と「尿検査」がつきものですが、その数値で腎臓が老化しているかどうかがわかります。

◆血液検査では何がわかる?

血液検査では、「血清クレアチニン」の数値と年齢、性別から算出される「eGFR」(推算糸球体濾過量)という数値になります。
クレアチニンとは、筋肉で産生される老廃物になりますが、腎臓での血液の濾過量が下がると、血液中のクレアチニン濃度(血清クレアチニン)は上がります。

すなわち、血液検査の「血清クレアチニン」の数値が高いと、腎機能が老化していることになるのです。

「eGFR」値を調べたい時は、日本慢性腎臓病対策協議会のホームページで算出してみましょう!
⇒ http://j-ckdi.jp/ckd/check.html

「eGFR」を算出した結果、60以上なら異常なし、59以下なら透析や心血管疾患などのリスクが高くなるので、早めに医療機関に相談しておきましょう。

◆尿検査では何がわかる?

尿検査では「尿タンパク」の欄に、例えば「1+」など、数値と共に、右側に「+」が表示されると、血液のフィルターのような役割を果たしている「糸球体」が傷ついていることになります。
ちなみに正常な場合は、尿タンパクの欄は「-~±」となっています。

腎臓の病気とは?

血清クレアチニンと尿タンパクの値が、両方とも異常を表している場合、「慢性腎臓病」を発症する可能性が高くなります。
代表的なものに「高血圧」がありますね。

高血圧が続くと、糸球体に血液を送る、細い動脈が傷んでしまうので、糸球体そのものも損傷をきたすのです。
また日々、そういう状態が続くと、やがて糸球体は固くなり、腎機能がさらに老化して慢性腎臓病となるわけです。

まずは、高血圧を改善させるのが先決で、食生活では、「減塩」を心がけるようにしましょう。

腎臓のアンチエイジングは食生活の減塩!

ファストフードや、ラーメンなどを好んで食べている方は、国が推奨する塩分推奨量を大幅に上回っています。
ラーメン1杯の平均塩分量は10gと言われており、日本高血圧学会や日本腎臓学会で推奨している「1日6g以下」を大きく超えてしまうのです。

ご家庭では減塩醤油を使うことも推奨されていますが、味が落ちてしまったり、減塩の代わりに、食品添加物が含まれる醤油もあるので、そのまま生醤油を使って、心持、調味料を少なめにし、調理の工夫で素材そのものの味を活かすお料理を心がけてみましょう。

また、余分な塩分を体外に排出するためには、カリウムの摂取が重要です。
カリウムは野菜や果物に多く含まれるので、野菜の摂取量を増やすことでも、血流が改善され、高血圧予防につながるでしょう。

ラーメン好きの方は、ちゃんぽんや冷麺など、野菜もしっかり摂れるものを選んでみましょう。

さいごに

腎臓の老化が進むと、余分な水分や塩分で、カラダがむくみ、その分体重も増えてしまいますね。
脂肪太りとはまた違った太り方ですが、全体に締まりがなく、ブヨブヨとした印象になるので、体内からスッキリさせるためにも、外食や持ち帰りデリの利用が多い人は、野菜の摂取量を増やし、塩分の多いメニューは控えるようにしましょう。