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耳の老けはイヤホンや騒音が原因?抗酸化成分で予防

耳の老けとは、聴覚が衰えたり、難聴になることです。
加齢とともに、耳が遠くなることは仕方がないことですが、若い世代でも、イヤホンを使って、大音量で長時間、音楽を聴いたり、騒音がひどいところに長時間いると、耳が老けていくことがわかっています。

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耳が老けていくメカニズムとは?

耳は音をキャッチして、カラダのバランス機能を整える働きもありますが、耳の内耳には「三半規管(さんはんきかん)」が存在し、その細胞が加齢とともに死滅していくと、耳が遠くなり、難聴になっていく仕組みとなっています。

また蝸牛(かぎゅう)という部位もカラダの平衡感覚を司っていますが、蝸牛に存在する音を感じる有毛細胞が減少しても、耳が遠くなります。

本来、耳が遠くなるのは、お年寄りの特徴でしたが、近年では、大音量で長時間、イヤホンを使って音楽を聴いたり、ゲームをしたりする人が増えたので、蝸牛はその大音量で有毛細胞が減るので、若年層の難聴人口も増えつつあるのです。

耳が遠くなるとカラダの平衡感覚にもダメージ

耳が遠くなると、難聴だけではなく、カラダの平衡感覚が失われます。
走ったり、自転車に乗る時は、左右のバランスや、曲がり角からの人や自転車の気配、そして道路を横断するときの車の有無などの気配がキャッチできなくなるので、交通事故に遭いやすくなります。

そしてヒトは騒音や大音量が耳に聞こえてくると、活性酸素を大量に発生させながら、神経を使って聞き分けようとするので、誇大なストレスを抱えることになるのです。

耳の老けを予防するには雑音を聴く気配を減らす

リラックスタイムに流れる音楽は、ストレス解消となりますが、お気に入りの音楽を電車の中や仕事中も、イヤホンを使って聴きすぎると、耳は知らずにストレスを抱えることになります。

仕事や勉強に集中しているときに、音楽やラジオが流れていると、うるさく感じてしまうのも耳のストレス。
またスーパーやドラックストアで、集中して商品を選びたいのに、大音量の店内放送や音楽がかかっていると気が散るのも、耳のストレスになります。

短時間なら耐えられても、四六時中となると耳の中の大切な細胞たちが減っていくので、耳栓をうまく活用して、雑音や騒音から身を守るようにしましょう。

また、イヤホンで音楽を聴いたり、ゲームに夢中になると、気づいたときに、難聴の傾向がでる場合があるので、音量を下げたり、聴く時間を減るなどの工夫が大切です。

東京大学の頭頸部外科学分野の研究では、イヤホンを愛用している場合は、大音量の60%の音量を1日60分までに留めるのが、耳の健康を守るラインだと発表しています。

耳の老けは抗酸化成分の摂取で予防?

難聴などの予防は、直接食べ物から予防できるとは言い切れませんが、大量の活性酸素でストレスを抱えることが原因の1つでもあるので、食生活では「抗酸化成分」が含まれるものを食べてケアしておきましょう。
抗酸化成分が含まれる食品は以下の通りです。

  • ビタミンA(β-カロテンを含む)
     緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜、にんじん、かぼちゃ、もろへいや、オクラ、トマトなど)
    レバー類、ウナギなど
  • ビタミンC
    野菜・果物全般、特に柑橘系の果物やキウイ
  • ビタミンE
    オリーブオイル、ナッツ類、にんじん、かぼちゃ、ゴマ、アボカドなど
  • クロロゲン酸
    コーヒー、さつまいも、クコ茶、ヤーコンなど
  • アントシアニン
    ブルーベリー、アサイー、マキベリー、黒豆、紫キャベツ、紫玉ねぎなど
  • カテキン
    緑茶、紅茶など
  • レスベラトロール
    赤ワイン
  • フラボノイド
    大豆・大豆製品、ナッツ類、果物全般

以上が活性酸素を除去しやすい抗酸化成分と言われる栄養成分(機能性成分)とその食品たちです。
野菜や果物、大豆類の摂取が少ない人は、体内で活性酸素が大量に発生して、耳だけではなく、あらゆる病気やシミ・しわなどを引き起こすかもしれません!

さいごに

何気ない習慣が、近い未来、不健康につながったり、不自由な思いをすることにつながるので、何事も行きすぎないようにしたいですね。
満員電車では、半数以上の人たちがスマホを見ていますが、その中にイヤホンを利用している人も大勢見かけます。
また音が漏れる程の大音量で音楽を聴いている人も、1日一人は見かけるような気がします。
周囲の迷惑もありますが、ご自身の耳の健康のためにも、音楽は60%の音量で、1日60分を目安にイヤホンを利用するようにしましょう。
そして野菜の摂取量を増やして、耳も活性酸素から守ってあげましょう。