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肥満は遺伝?運動で遺伝要因を克服できる?米・研究

子どもの肥満や青年期の肥満は、食生活もさることながら、遺伝的要因も大きいと考えられていますね。
成人期においてはどうなのでしょうか?
年代が上がっていくにつれて、運動習慣が肥満改善になるかもしれない、というアメリカからの最新報告が発表になったので、見てみましょう。

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運動は、肥満の遺伝的要因を打ち破る?

アメリカのニューヨーク州立大学バッファロー校等の合同研究報告によると、肥満の遺伝的要因は、高齢に近づくほど、運動によって克服できることがわかってきました。
特に高齢女性の克服が有意にみられるようです。

先行研究では、BMI(肥満指数)に対する遺伝的な影響は、小児期から若年成人期の人たちの間で多く見られることがわかっていました。
しかし、肥満遺伝子の成人期後期への影響については、運動を含んだ、生活習慣の改善によって克服できるかどうかについては、これまでほとんど研究されていなかったのです。

今回の研究で、成人女性約8,200人のデータを分析したところ、身体活動は、肥満の遺伝的要因の影響を弱めていることがわかりました。
特に70歳以上の女性においてより影響が小さいことがわかっています。
※参考『更年期』2018年5月

今回の研究では、女性を対象とした研究でしたが、遺伝的な影響で肥満になっていたとしても、運動により健康が改善できる可能性を示唆しているので、程度な運動を取り入れる生活習慣が、いかに大切かがわかる研究結果でしたね。

運動不足の人は肥満予備軍?

交通機関も発達し、IT化も進んだので、仕事も買い物も、動き回らなくても、実現できる世の中になりましたね。
その影響で、運動不足の人は増えていく一方です。
それに、日本人は世界一「座りすぎ」民族と言われ、運動不足を象徴するかのように、座ったまま過ごす人たちが急増中です。
理想は1時間に1度は席を立つことです。
トイレに行ったついでに、スクワットを10回する習慣をつけたり、座ったまま足を延ばして上げ(横から見ると体が90度になるように)たり、下げたりすると、腹筋が鍛えられます。
手を後ろで組んで、背筋を伸ばし、頭を後ろにのけぞる姿勢を10秒保つと、肩や背中の筋肉が伸びて、ストレッチになります。

座ったままだからこそできる軽い運動もあるので、少しでもカラダを動かす機会を持ちましょう。

家事ではルンバに任せず、自ら掃除機をかけたり、ダスキンのモップがけをしたり、洗濯物も乾燥機に任せず、自らちゃんと干したり、家事もきちんと行えば、かなりの運動量になります。

食事は腹八分目をルール化する

そして、食事は、お腹いっぱい食べるクセのある人は、動くのが億劫になるので、常に腹八分目をルール化しておきましょう。
お腹いっぱい食べてしまうと、仕事の効率も悪くなり、睡魔も襲ってくるので、余計に動かなくなります。

お腹いっぱい食てしまった人は、すぐに動く習慣を身に着けておくと、GLUT4というホルモンが働いて、眠気防止や、食べ物が胃に停滞するのを防いでくれるでしょう。

オフィスにいるときは、ランチ後すぐに歯磨きをしに席を立ったり、お弁当派の方はすぐに席をたって、お弁当箱を洗いに行くといった行為も、ちょっとした運動になるのでオススメです。

ガッツリとスポーツジムに行ったり、体操時間を設けることだけが運動ではありません。
ウォーキング時間をわざわざ設けるとプレッシャーになりますが、デパートを上から下まで見て回ったりすると歩きながら目の保養になりますし、どこか歩き回るのが楽しくなるお気に入りスポットを見つけておくのもいいでしょう。

さいごに

カラダを少しでも動かす習慣があると、肥満予防だけではなく、脳神経も刺激して、記憶力や認知力が高まるとも言われていますね。
凝り固まった筋肉だと、ちょっとした衝撃だけでケガや骨折につながることもあるので、面倒がらずに、少しでも動く習慣を身に着けて、自分のカラダを守りたいものです。