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1日大さじ1杯の酢で内臓脂肪減と疲労回復に期待?

お酢は世界最古の調味料とも言われ(諸説あり)、世界各地で様々なお酢がありますね。
1日大さじ1杯の酢で、内臓脂肪や皮下脂肪が減り、血圧の改善や、疲労回復などが期待できる優れものです!
お酢の健康&美容作用を紐解いてみましょう。

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お酢の歴史

諸説はありますが、お酢は世界最古の調味料と考えられており、紀元前5,000年には、古代バビロニアで醸造されていたという記録が残っています。
お酢は、穀物や果実に含まれる「糖」からできたアルコールに酢酸菌を加えて、微生物の働きによって酸化させた調味料です。

日本では米が原料の日本酒が基となってできた「米酢」が伝統調味料として受け継がれていますね。

フランスなどのヨーロッパではブドウが原料のワインからできた「ワインビネガー」や「バルサミコ酢」、リンゴが原料のシードルからできた「リンゴ酢」などがあり、いずれも、醸造酒からお酢が作られています。

お酢は内臓脂肪や皮下脂肪を減らす?

ミツカンの研究によると、お酢を1日に大さじ1杯飲み続けると、約3ヶ月で内臓脂肪や皮下脂肪が減ったということです。
この研究は、肥満気味で血中の中性脂肪が高めの男女175名を対象に、

  1. お酢15ml(大さじ1杯)を含む飲料を飲んだグループ
  2. お酢30ml(大さじ2杯)を含む飲料を飲んだグループ
  3. お酢を摂取しないグループ

3つのグループに分けて12週間、調査されました。
その結果、お酢を摂取していないグループよりも、【1】の大さじ1杯のグループで内臓脂肪が減少したことがわかり、【2】の大さじ2杯のグループでは内臓脂肪に加え、皮下脂肪まで減少していたことがわかりました。
※参考『Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry』2009年8月

日本の伝統的な和食は、懐石料理などのコース料理でも、必ず1~2品はお酢を使ったお惣菜がメニューに組み込まれていますね。
1汁3菜を基本とした日常食でも、お酢を使ったお惣菜を毎日1品食べるようにすると、ダイエット効果が得られるかもしれませんね。

お酢は血圧や血糖値を抑える作用も期待?

お酢の主成分に「酢酸」が含まれていますが、酢酸は血圧の上昇に関わっているホルモンを抑制して、血圧を抑える作用があります。
また、糖の吸収を緩やかにするので、血糖値の上昇も緩和させる働きがあると考えられています。

お酢の疲労回復作用

お酢に、疲労回復作用があることは、以前からよく知られていますね。
カラダが疲労してしまうカラクリは、体内に貯蔵される糖の1種「グリコーゲン」の貯蔵量が少なくなってくることにあります。
糖と一緒に、お酢に含まれる酢酸を摂ると、肝臓や筋肉のグリコーゲンの補充が増える、と考えられています。
そうすると、野菜の「甘酢漬け」や果物の「ビネガー漬け」などは、理に叶った食べ物と言えそうですね。

疲労回復にオススメのメニュー
  • 甘酢漬け
    甘酢は、甘味料とお酢を1:1の割合で配合し、お好みの野菜を漬けておくだけで、簡単な保存食となります。これが流行りの「酢ベジ」ですね。
    酢キャベツ、酢玉ねぎ、生姜の甘酢漬け(お寿司についてくるガリ)など。
    またピクルスとしてお好みの野菜を甘酢に漬けておきましょう(キュウリ、パプリカ、みょうが、にんじん、大根、ラディッシュなど)。
  • ビネガー漬け
    果物には元々糖分が含まれるので、お好みのお酢に漬けるだけで保存食になるでしょう。
    生のものだと腐敗が心配? と思われる方は、ドライフルーツを利用すると、ドライフルーツ独特の「甘すぎる」感じが、お酢でサッパリするでしょう。
    ドライフルーツでオススメなものは、レーズン、マンゴー、キウイ、パイナップル、オレンジ、パパイヤなどです。
  • 酢味噌和え
    和食のお惣菜でよく使われる「酢味噌」はお酢と味噌と一緒に、甘味料も使われています。
    マグロのヌタ、なすや豆腐、こんにゃくの田楽として楽しめます。

お酢はカルシウムの吸収を高める

カルシウムの吸収をよくするビタミンやミネラルは、ビタミンDやビタミンK、マグネシウムがお馴染みですが、お酢に含まれる「酢酸」もカルシウムの吸収を高めます。

ほうれん草や小松菜、モロヘイヤなどの青菜はカルシウムの含有量が高いのですが、単品で食べても、カラダに効率よくカルシウムが吸収されません。
そこで酢の物にして、青菜のカルシウムとお酢の酢酸を一緒にとると、カルシウムの吸収が高まり、骨密度の維持につながりますね。
そのため、骨粗しょう症などの予防や改善に期待できるでしょう。
青菜と同様に、海藻や大豆、豆類、小魚もカルシウムを多く含む食材ですが、お酢と一緒に摂ると、カルシウムの吸収が高まるでしょう。

カルシウムの吸収を高める食べ方
  • 青菜の酢の物
  • きゅうりとワカメ、しらすの酢の物
  • 酢昆布
  • ビーンズサラダ×ドレッシング(ドレッシングはお酢が使われています)

さいごに

お酢はヒトにとっての健康&美容作用もさることながら、食材の腐敗を防いで、殺菌や保存作用もあるので、作り置きのお惣菜にも重宝する調味料ですね。

どこのご家庭でも、米酢や穀物酢は常備されていることでしょう。
お料理好きの方や洋食好きの方は、ワインビネガーやリンゴ酢の買い置きもあるのではないでしょうか。
どんな種類のお酢でも、共通して「酢酸」が含まれているので、その作用を大いに利用してダイエットや健康に役立ててみましょう。