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野菜中心の食生活は減量や糖尿病改善に!加・研究

野菜や穀類、大豆製品など、植物性食品中心の食生活は、血糖コントロールを改善して、Ⅱ型糖尿病の改善や予防に有意に役立つことがカナダの最新研究でわかりました。
詳細を見てみましょう。

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野菜中心の食生活は減量や糖尿病改善に

様々な研究の結果、今日では、Ⅱ型糖尿病をはじめ、肥満、高血圧、心臓系の疾患、血管系の疾患、および、全死因に関して、日頃の食生活が原因でリスクが高まることがわかっています。

そこで、カナダのセント・マイケルズ病院などの共同研究では、糖尿病患者に、植物性食品を中心とした食生活を送ってもらい、経過を観察しました。

その結果、【A】肉類や乳製品も取り入れた食生活の患者と、【B】野菜や穀類など植物性食品中心の食生活を取り入れた患者を比較したところ、【B】のグループはコレステロール値が低下した上、減量、HbA1c値(ヘモグロビン)の低下、他に心血管の代謝リスク因子の改善や、血糖コントロールの改善、といった現象が見られました。
※参考:『臨床栄養学』2018年5月

野菜中心の食生活のメリットとは?

この研究で取り入れられた植物性食品中心の食生活は、野菜と低糖度の果物、穀類、豆類などでした。

こうした 食品を中心にして肉類や乳製品を控えると、飽和脂肪酸の摂取が確実に減り、ファイトケミカルや食物繊維、ビタミンやミネラルの摂取が増えるので、GI値(血糖値上昇指数)の改善や、心臓血管の健康に役立つとのことです。

日本でも糖尿病やその予備軍でつらい思いをされている方が増えているので、取り入れておきたい食習慣ですね。

野菜中心の食生活を送ろう!

カナダの研究なので、お米や大豆製品、海藻類の摂取は少ないと思いますが、この研究の成果は、和食を取り入れれば、実現できそうですよね。

海藻も海の中で育った草食物なので、植物性食品にカウントしても問題ないでしょう。

完全にベジタリアン食にしなくても、野菜なら、煮物や酢の物、漬け物で取り入れ、穀類はご飯、麦ご飯、雑穀ご飯、玄米で補えます。
豆類は日本が誇る豆腐や湯葉、厚揚げ、がんもどきなどからも摂れますね。
これに海藻入りのお味噌汁を加え、メインに魚をプラスすれば、飽和脂肪酸の摂取が確実に減ります。

さいごに

ご飯は糖尿病の敵とされがちですが、冷たいご飯なら、冷めていく過程で食物繊維のような働きをするレジスタントスターチが出現するので、血糖値の乱高下が防げますし、雑穀や大麦を混ぜて利用するとさらに食物繊維量が増えます。

ポイントは、肉類や乳製品に含まれる飽和脂肪酸の摂取を控え、食物繊維や抗酸化物質となるファイトケミカルの摂取を増やすことです。
そうすることで、減量や糖尿病予防となるので、肉食中心の方や生クリームがコッテリの洋菓子を好む方は、食生活の改善を試みておきたいですね。