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クルミはⅡ型糖尿病予防に? UCLA・最新研究

先日、クルミの腸活作用についてご紹介しましたが、本日は、クルミを食べる習慣があると、Ⅱ型糖尿病の発症リスクが半分になる!? というUCLAの最新研究のお話しです。

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クルミは年齢に関わらずⅡ型糖尿病予防に?

アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)はアメリカ国民健康栄養調査のデータを解析して、クルミの摂取習慣とⅡ型糖尿病の関連を調べた研究を発表しました。

対象となったのは、18~85歳の成人約34,000人で、まず、食事摂取量と糖尿病リスクの関連について調査しました。

糖尿病の評価基準は、自己申告の他に、糖尿病の治療薬服用の有無、空腹時の血糖値、ヘモグロビンA1c値などが基となっています。

その後、クルミの摂取習慣と糖尿病の関連を調べた結果、クルミをよく食べている人たちは、人種、性別、年齢、学歴、BMI、身体活動量に関わらず、Ⅱ型糖尿病の発症リスクがとても低いということがわかりました。

クルミは1日のどれぐらいの摂取で糖尿病リスクが減る?

調査の結果、クルミを摂取している人たち全体の平均摂取量は、1日大さじ1.5杯でした。
これはあくまで平均値ですが、やはり食べる量によって、糖尿病の発症リスクが違うようです。
クルミ大さじ3杯の摂取で、Ⅱ型糖尿病の発症リスクが約半分の47%低下しているそうです。
アメリカではクルミの1日の推奨量が大さじ4杯程度までとされており、粒にすると大きいものなら5粒、小さいものなら7粒ぐらいを目安に摂取してみましょう。
※参考:『糖尿病・代謝研究とレビュー』

ちなみにこの量は、過去記事でご紹介したクルミの腸活作用 でも、だいたい同量でしたので、糖尿病予防にも、腸活作用にも期待できることになりますね。

この研究の結果、クルミは、『糖尿病リスクを軽減させる食品リスト』に加えられる予定なんだそうです。

クルミは食べる際のポイント

この研究では、クルミとされていますが、それが生のものか、ローストされたものかまでは明記されていません。

筆者は個人的に、クルミは木の実でやはり油脂が多いので、生のものがいいと思っております。
植物油脂はローストしたり揚げたりすると、油分が酸化するので、クルミの栄養価が落ちてしまうと考えるからです。

その辺りの詳細も、前回のクルミの腸活の記事と重複するので、よろしければ、以下の記事もあわせてお読みください。

さいごに

クルミが糖尿病の予防になる量は大さじ3杯からだったので、毎日5~7粒までいかなくても、3粒程度は食べておきたいですね。
ビタミンEなどの抗酸化作用も豊富なので、血流改善にもいいので、夏バテしやすい時期にも重宝するでしょう。
そのままたべるのもいいですが、野菜の和え物に入れたり、サラダやアイスクリームのトッピングとして利用すると食べやすいですね。
ただし、食べ過ぎるとやはり油脂の塊でもあるので、毎日5~7粒までにしておきましょう。