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緑茶やワインは認知症、ガンを予防?イスラエル・研

緑茶やワインに含まれている”ある物質”が、認知症やガンのもととなりやすい「アミロイド様凝集塊」が形成されるのを阻害することが、イスラエルの研究でわかってきました。
以前から赤ワインは「フレンチ・パラドックス」、緑茶は「ジャパニーズ・パラドックス」などと称され、ガン抑制作用があることで知られていますね。
詳細をみてみましょう。

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代謝異常が起こると形成される悪性の物質とは?

日頃の食生活で暴飲暴食をしていたり、インスタント食品やファストフードの利用が多かったりすると、カラダはいつしか代謝異常が起こる場合があります。
また、飲酒、タバコ、睡眠不足などの生活習慣が災いすることも多々ありますね。

代謝異常が続くと、「フェニルケトン尿症」という病気を引き起こすこともありますが、その時に、フェニルアラニンが蓄積されて、冒頭の「アミロイド様凝集塊」が形成されてしまいます。
また、代謝異常が体内で起こると、アデニンやチロシンといった成分も蓄積され、これらも「アミロイド様凝集塊」の形成を手伝ってしまうのです。

「アミロイド様凝集塊」は大変悪質で、脳に蓄積されると認知症、カラダの様々な部位に蓄積されると、その部位のガンを引き起こします。

胃に「アミロイド様凝集塊」が蓄積されると胃ガン、腸なら大腸ガンといった具合です。

緑茶やワインが「アミロイド様凝集塊」の形成を阻害

イスラエルのテルアビブ大学の研究では、この「アミロイド様凝集塊」の形成を阻害する物質が、緑茶やワインに含まれるエピガロカテキンガレートとタンニン酸ということがわかりました。

少し難しいお話しになりますが、「アミロイド様凝集塊」を形成する基となっている成分は、フェニルアラニンやチロシン、アデニンです。
特にフェニルアラニンとチロシンは、アミノ酸の一種で、タンパク質合成などに必要なものです。

しかし、食生活や生活習慣が乱れて、カラダが代謝異常を起こしていると、本来カラダが必要とする成分が、悪性の「アミロイド様凝集塊」を形成してしまうので、怖いですよね。

飲酒習慣のある方は、赤ワインを取り入れたり、食事の際は、水の代わりに緑茶を取り入れたりして、体内に悪性物質ができないよう早めにケアしておきましょう。
※参考:『コミュニケーション化学』2018年5月

代謝異常は様々な病気の引き金に!

最初はカラダの代謝異常から始まって、様々な過程をへて「アミロイド様凝集塊」が形成されますが、この悪性物質は、代謝系の疾患、そして神経に異常を及ぼして、手足のしびれや頭痛、認知症、うつ病などに発展するかもしれないのです。

そしてカラダの各部位に蓄積されると、ガンが待っています。

予防や改善として、緑茶やワインを取り入れるのも得策ですが、カラダの代謝が高まるよう、運動を取り入れたり、カラダを冷やさないといった工夫も大切ですね。

さいごに

これから夏本番! 外の高温と、室内の温度のギャップで、代謝異常が起こりやすい時期といえるでしょう。

また冷房や冷たい食べ物や飲み物でカラダが冷えすぎても代謝異常になりやすいので、室内では特にカラダを温めておきましょう。

冷たい麺類の薬味であるネギ、生姜、わさび、ニンニク、辛子などはカラダを温め、カラダの代謝もよくするので、緑茶と共に、大いに利用しましょう。