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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

片頭痛と食生活の関係とは? アメリカ・頭痛研究

片頭痛が起きると、仕事や家事がはかどらず、1日中、憂うつな気分で過ごすことになりますよね。
頭痛薬が手放せない、という方も多いでしょう。
しかし、日頃の食生活を見直すと、片頭痛が治まるかもしれません!?
アメリカの頭痛研究を見てみましょう。

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片頭痛の改善法は2つ、どちらも食生活にアリ?

アメリカのシンシナティ大学によると、片頭痛の改善法は2つあり、どちらも日頃の食生活に関連するようです。

  1. 頭痛を誘発する食品や飲料を避ける除去食
  2. 頭痛を防ぐ作用のある食生活

この2つです。

コーヒー、エナジードリンクなど高カフェインドリンクに注意

カフェインの禁断症状で片頭痛が起こることがあります。
例えば、毎朝眠気覚ましに3~4杯ぐらいコーヒーを立て続けに飲む方はご注意。
いつも脳が高カフェイン状態に保たれているのですが、コーヒーを切らしていたり、外出先や旅行先などで、コーヒーが飲めなった時に、片頭痛の症状が現れやすいと考えられています。
これはカフェイン離脱性と言うそうです。

カフェインをとるとおさまりますが、これは健康を維持するうえであまりいい習慣とは言えないようです。

コーヒーのカフェイン耐性、不耐性は個人差がありますが、耐性の強い人でも、1日の合計が5杯は超えない方がいいということです。

同様に、エナジードリンクをよく利用する人も高カフェインなので注意しておきましょう。

加工食品の食品添加物に注意

今週も『週刊新潮』で「食べてはいけない食品」の連載が続いており、公正取引委員会など国が動き出すなど、物議を醸しだしていますね。

詳細の食品リストなどは、『週刊新潮』本誌に譲るとして、シンシナティ大学の研究でも、加工食品に含まれる、一部の食品添加物が片頭痛の原因になると指摘しています。

加工食品は、冷凍食品、缶詰、粉状スープ、カップスープ、輸入食品、スナック菓子、ドレッシング、ケチャップ、マヨネーズ、ソース類、ファミレス、ファストフード、コンビニ飯などのことで、これらには多くの食品添加物や化学調味料が含まれています。

研究では特に、「グルタミン酸ナトリウム」が片頭痛を誘発すると指摘しています。
頭痛持ちの方は、こうした食品に頼った食生活を送っていませんか?
対策には、冒頭の1の方法、「頭痛を誘発する食品や飲料を避ける除去食」しかなく、なるべくこれらの食品の摂取を控えるようにしましょう。

加工肉は特に注意!

また、ハム、ベーコン、ウィンナー、サラミ、コンビーフなどの加工肉には、美味しそうな風味と発色を保つために「亜硝酸塩」が使われています。
研究では、食事記録を用いた片頭痛の調査で約5%の人たちが、亜硝酸塩を含んだ加工肉を好んで、毎日のように食べていたケースが目立つ、と発表しています。

要注意アルコールはウォッカと赤ワイン

アルコールは総じて、二日酔いになるほど飲みすぎると片頭痛を引き起こすものです。
特に注意したいのが、ヒスタミンという頭痛の原因物質を刺激しやすいアルコールがウォッカと赤ワインになるそうです。

赤ワインはポリフェノールが豊富で他の面では健康作用が期待できるアルコールですが、こと「片頭痛」に関しては要注意なようですね。

小麦粉のグルテン

グルテンフリー食材が、日本でも随分増えてきていますが、小麦粉に含まれるグルテンは欧米に多いセリアック病患者の方たちだけではなく、片頭痛を引き起こしやすい食べ物のようです。
グルテンはパンで使用する強力粉にもっとも多く含まれ、グルテンに関しては全粒粉小麦粉であっても、多く存在しています。

グルテンは腸壁にへばりついて、なかなか排泄されないので、腸から脳に通じる神経系に影響して片頭痛を引き起こすと考えられています。

パン食が多い方は、ご飯に替えたり、米粉や大豆粉でできたパンや洋菓子を選ぶようにしましょう。

以上が、1の排除した方がいい食品の代表例です。
※片頭痛の原因になりやすい食品ということです。

片頭痛の改善にはどんな食生活がいい?

片頭痛の予防や改善になる食生活は、低脂肪、低炭水化物食がいいようです。
低炭水化物食は、小麦類を減らし、粒状の食べ物となるお米は片頭痛の原因食材には入っていないので、炭水化物は米類やいも類からとるといいでしょう。

揚げ物は、高温で揚げてから時間がたつと油分が酸化し、それが体内に入ると、頭痛の原因物質となるヒスタミンを放出しやすくなります。

ただし、脂肪を全く摂らないのも問題なので、魚介類やn-3(オメガ3)系オイルと呼ばれるエゴマ油、インカチンキオイルなどから摂るようにしましょう。

また、「低脂肪食」とは今まで摂り過ぎていた食事からの油分を20%カットすることを指すので、全く脂肪食を抜く、というわけではありません。
「低炭水化物食」もしかり。

さいごに

片頭痛が頻繁に起こる方は、揚げ物などの油分を減らすと治りが早いようです。
やはり酸化した脂肪分がヒスタミンを放出してしまうのを避けるのが一番のようですね。

今の時代、加工食品の利用を全く避ける食生活は難しいでしょう。
しかし、揚げ物やスナック菓子、ドーナツなどの揚げ菓子、生クリームやバターを使ったコッテリした菓子や料理を抜く程度なら、他にも食事の選択肢がいっぱい残るので、ストレスにはならないでしょう。

食事の楽しみが、辛い片頭痛とならないよう、食生活を工夫しておきたいですね。
※参考:『頭痛』