そろそろ夏太りが気になる頃でしょうか?
そんなダイエットにピッタリな食材がオリーブオイル。
オリーブオイルには、聞きなれないかもしれませんが、「オレウロペイン」という独自のポリフェノールがあり、脂肪分解作用があることがわかっています。
詳細を見てみましょう。
「オレウロペイン」とは?
「オレウロペイン」とは、エクストラバージン・オリーブオイルをそのまま口にした時にピリリと感じる苦味の元で、それが体内に入ると、脂肪分解作用が期待でき、ダイエット食材に適しているのです。
また、アドレナリンの分泌を促進する作用もあるので、やる気アップにもつながるでしょう。
オリーブオイルの脂肪燃焼作用は、以前からよく聞いていましたが、その正体はオレウロペインの働きによるものだったのですね。 ※参考:食品機能学 (Nブックス)建帛社
また、オレウロペインの脂肪燃焼作用は、運動と組み合わせることで高まると考えられており、オリーブオイル摂取後のマウスにウォーキングをさせたデータでは、皮下脂肪が有意に減少していることがわかっています。(神戸女子大学調べ)
筋肉量UPにも!
女性は脂肪が多いので、体重が減少していても、筋肉から減っていき、肝心の脂肪が減っていないことが大いにあります。
しかし、オリーブオイルを取り入れた食事を摂っていると、オレウロペインがタンパク質代謝に働きかけ、筋肉の合成にも役立つので、筋肉量がUPします。
筋肉量は加齢とともに減少していくので、高齢者は筋肉の低下で生じる「寝たきり」やアスリートの筋力UPのための食事にも適しているそうです。
オリーブオイルの適量は?
オレウロペインの効力を実感できるのは、1日大さじ5杯程度のオリーブオイル摂取からと考えられています。
サラダや炒め物、パスタ、パンなどに全てオリーブオイルをつけると、それぐらいの摂取量になりますね。
また、生姜と一緒にオリーブオイルを摂ると、オレウロペインの効力が増すようなので、取り入れてみましょう。
オリーブオイル×おろし生姜の組み合わせが◎!
ショウガにはオレウロペインと同じく、脂肪燃焼作用がある「 ジンゲロール」が含まれています。
オリーブオイルとショウガの比率は「6:1」の割合が目安です。
オリーブオイル大さじ1(約15cc)に対し、おろしショウガ小さじ1/2(約2.5g)ほどです。
炒め物、サラダのドレッシング、そして和食でも和え物に入れたりすると、オリーブオイル5杯分の摂取はクリアできるでしょう。
おろしショウガは、できれば直接ショウガをすりおろしたいところですが、面倒な場合はチューブ生姜で代用してもいいでしょう。
さいごに
オリーブオイルは炒め物など加熱調理に使っても、他のオイルよりも酸化しにくく、香りが残らないので、筆者は個人的にサラダ油の代わりに使っています。
オリーブオイルの風味を楽しみたい時は、加熱せず調理の最後に使うといいでしょう。
オリーブオイルもそしてオレウロペインの脂肪燃焼作用がUPするショウガも、身近にある食材なので、トライしやすいダイエットアイテムですね。
ぜひ「夏太り」対策に活用してみましょう。