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夏の甘味飲料で脳の遺伝子が損傷?回復にDHA?

夏の水分補給は、塩分や糖分も補った方がいいのは確かなのですが、甘いジュースやスポーツドリンク、エナジードリンクを多飲していませんか?
こうした甘味飲料には「果糖液糖」が添加されているものが多く、摂り過ぎると、脳の遺伝子の一部を損傷させ、様々な病気を引き起こすことがわかっています。

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果糖液糖は魔物?

近年、果糖についての健康被害の論文発表が多くなったことから、果物に含まれる「果糖」も悪者にされている場合もありますね。

しかし、飲料や菓子類に添加される「果糖液糖」はコーンスターチから生成される安価なものがメインです。

果物は確かに果糖は含まれますが、食物繊維やビタミンやミネラル、機能性成分など、他の栄養成分も含まれるので、食後のデザートに少量いただく分には問題ありません。
研究者たちの多くも、果物そのものは悪者ではなく、むしろ果物の摂取は推奨しています。

本日、話題としているのは、果物の果糖のことではなく、安価な飲料や菓子類に含まれる「果糖(果糖液糖)」のことです。

脳の遺伝子と病気の関係

糖尿病や、心血管疾患、アルツハイマーなどの疾患は、脳の遺伝子の一部が損傷することで起こります。
これは、加齢と共に、脳機能も衰えていくので、致し方ないことではありますが、若い世代でも、脳の遺伝子の一部が損傷すると、注意力が散漫になったり、集中力に欠け、記憶や認知力が衰え、学習力や仕事効率が悪くなるというデメリットがあります。

こうした脳の遺伝子の一部が損傷してしまう現象は、若い世代ほど、果糖液糖の摂り過ぎが原因の1つとして浮上してきたのです。

清涼飲料水のほとんどに果糖液糖が使用?

冒頭で述べたように、ほとんどの清涼飲料水に「果糖液糖」が添加されており、その甘い飲み物は、年々、世界中で売り上げが右肩上がりであることから、利用者が多いことがわかりますね。

基本的にブラックコーヒーや、無糖紅茶、各種お茶類(緑茶、ジャスミンティー、ルイボスティー)以外の清涼飲料水には、ほぼ入っていると考えておいても過言ではないでしょう。

DHAの摂取で果糖液糖による脳の損傷を阻止?

しかし、ほとんどの清涼飲料水に含まれている果糖液糖を、完璧に避けるのは実際問題として、難しいでしょう。
果糖液糖は、大手食品メーカーが製造する菓子類やゼリー、ヨーグルトなどにも含まれているからです。

そこで、アメリカのカリフォルニア大学の研究で、果糖液糖の害から脳を守るには、DHAが有効!? との発表がありました。

DHAは、脳の遺伝子を組み合す機能があり、その働きは、1つや2つの遺伝子を変えるのではなくて、全ての遺伝子パターンが正常に戻るよう、後押しする働きがあるというものです。

そのため、果糖液糖の摂り過ぎで、例え脳の遺伝子に損傷を与えたとしても、元に戻る機会が与えられるということです。

私たちの脳細胞の細胞膜に、DHAは天然に存在しているものです。
しかし、病気を引き起こす遺伝子と対抗できるほどの量はストックされていません。
また、果糖液糖を含む、飲料や食品を多く摂っていると、それだけ、DHAもムダ遣いされているわけですから、遺伝子パターンを元に戻す量には達していないのです。

DHAは食事から積極的に補うこと!

普段から、果糖液糖の怖さを知っていて、飲んだり食べたりしていない人は、脳のDHAストックで足りるかもしれませんが、こうした食品を好んで摂っている人は、食事から積極的にDHAを含むものを摂る必要があります。

DHAのサプリメントでは信頼できないため、魚介類や、亜麻仁油、エゴマ油、インカチンキオイルなど、食品で摂るようにしましょう。

DHAは脳のシナプスを強化してくれるので、果糖液糖による脳の損傷を修復し、学習力や記憶力も高めてくれることでしょう。
※参考:『Eバイオ医学』

果糖液糖の摂取は1人平均年間12kgも!

アメリカでのデータではありますが、米国農務省の調べで、アメリカ国民の、年間の果糖液糖の摂取量は、1人あたり約12kgという統計が出ています(2014年度)。
日本でも、清涼飲料水の売り上げは伸びていることから、似たような数字が予測できますね。

果糖液糖の摂取を減らそう!

果糖液糖の摂取が増えると、それだけ、脳の遺伝子の損傷が進み、それだけ仕事能力の低下、学習力の低下につながる! とも言えますね。
そして未来の生活習慣病やアルツハイマーの罹患率も高まっているということです。
毎日にすると、ペットボトル1本ぐらい!? と思うかもしれませんが、年間にするとものすごい量になることもわかりましたね。
DHAを含む、魚介類の食事を増やせば、ある程度の損傷は防げるかもしれませんが、毎日毎日、魚介類を食べることもまた難しいことでしょう。

今、好んで摂取している飲料や菓子類は、本当に必要でしょうか?
購入者が知識を持つことで、未来の病気は防げるかもしれません。