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睡眠不足も寝すぎもメタボになる? 韓国・睡眠研究

精神的なストレスなどから睡眠不足となる「睡眠障害」が社会問題となってしばらくたちますね。
しかし、その逆の「寝すぎ」も問題のようです。
睡眠不足も寝すぎも、共に太りやすい体質となってしまうので、注意が必要です。
韓国の最新の睡眠研究を見てみましょう。

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睡眠不足と寝すぎはメタボになりやすい?

睡眠時間が6時間未満だと「睡眠不足」、そして睡眠時間が10時間以上に及ぶと「寝すぎ」となります。
どちらの睡眠習慣も、韓国のソウル国立大学、医学部の睡眠研究によると、メタボリックシンドロームのリスクが格段にUPすることがわかりました。

この研究は、40歳~69歳の男女、13万人を対象とした大規模なものです。
調査では、過去1年の1日平均の睡眠時間(昼寝も含む合計時間)を、選択肢として、「6時間未満」から「10時間以上」の間を2時間刻みで用意し、回答してもらいました。

その結果、「6時間未満」の回答は、男性で11%、女性で13%。
「10時間以上」の回答は、男性で1.5%、女性で1.7%でした。

この2つの時間帯での回答が、最もメタボリスクが高かったということです。

メタボ対策に睡眠時間は大切

一般に、睡眠時間を多く確保できた方が、メタボの確率は減ると考えられていますが、やはり程度があるようですね。
標準的な睡眠時間「6時間以上8時間未満」の人たちと比べると、「6時間未満」の男性のメタボリスクは1.12倍、「10時間以上」の男性では1.28倍となりました。
また、女性の場合は、「6時間以上8時間未満」の人たちと比べると、「6時間未満」のメタボリスクは1.05倍、「10時間以上」では1.40倍となりました。

睡眠不足は食欲増進ホルモンが活発に!

睡眠不足になると、摂食中枢に関与して、食欲増進ホルモンが活性化します。
その上、エネルギー消費量を低下させてしまうホルモンも上昇するので、ダブルで太りやすくなってしまうのです。
睡眠不足になるとカラダが休まらないので、食事をしっかり摂って、カラダを支えようとする傾向は、こうしたホルモンが災いしているのかもしれません。

寝すぎは運動不足に関与?

逆に寝すぎ傾向の人は、頭がボーっとしていて、いつも気だるく、何をするにも億劫に感じられるので、基本的な動作自体も面倒になって運動不足になってしまいます。
そのため、眠っているはずなのに、睡眠の質が低下し、疲れが余計に溜まってしまい、太りやすくなるそうです。
※『BMC public Health』2018

さいごに

極度の睡眠不足は、メタボだけではなく、神経がやられてしまうので、精神障害を引き起こすこともあるので、出来る限り睡眠時間を確保したいですね。
しかし、睡眠時間を確保できていても、「気が立って眠れない」といった理由の睡眠不足もあります。
そんな時は、つい居眠りしてしまう退屈な難しい本をわざと読んだりして入眠の工夫をしてみましょう。

寝すぎ傾向の方は、2時間ほど早起き、または寝る時間を遅くして調整し、あるゆる病気の原因となるメタボを予防しておきましょう。