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喘息は食事バランスがいいと改善? 仏・呼吸器研究

喘息は、お子さんに多い病気の1つではありますが、大人になっても改善されない人、また成人してから喘息になる人もいます。
しかしバランスのいい食事を摂っていると、喘息の症状がすくなくなることがフランスの最新、呼吸器研究でわかってきました。

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フランスで行われた喘息調査とは?

フランスの国立保健医学研究機構の発表によると、健康な食生活を送っている人は、喘息の症状が少なく、疾患の管理も良好とのことです。

2017年栄養ネットの健康研究で、呼吸器系の質問票が配られ、回答のあったフランス国民、約35,000人を対象に統計がとられました。

対象者のうち女性28%、男性25%に、喘息症状が1つ以上確認できました。
喘息症状の数は、過去1年間の自己申告でした。

そこで、既に喘息がある回答者について、喘息管理を評価するため、研究チームでは、喘息症状の発生や緊急時の服薬、その時の管理方法などを調べるため、自己記述式の質問紙を用意して過去4週間のデータを調べました。

食事についての調査は?

食生活については、1日3回の食事記録を元に、各回の食事スコアへの順守度が計算されました。
食事スコアは、野菜・果物・全粒穀物の高い食品摂取を、「最も健康的」と評価し、肉、塩、砂糖の高い摂取を「最も不健康」と評価しました。

同時に、喘息に影響を及ぼす喫煙や運動習慣についても調整して、解析されています。

喘息の食生活の関係とは?

その結果、全体的に、「最も健康的」な食事を摂った男性は、「最も不健康」な食事だった男性と比べると、喘息症状を経験するリスクが30%低かったということです。

女性でも同様に、「最も健康的」な食事を摂った人たちは、リスクが20%低かったそうです。

また、健康的な食生活を送っている男性は、喘息の管理が悪い可能性が60%低く、女性でも27%低いことを明らかにした。

大人の喘息は食事管理や健康管理の問題か?

お子さんの小児喘息は、体質や地域の環境など、日々の管理だけでは対処できない場合が多いのですが、大人の喘息は、食生活や健康に悪い習慣(喫煙や運動不足)などの要因も多いのではないか、と考えられています。
※参考:『欧州呼吸器雑誌』

さいごに

肉類や砂糖たっぷりの飲料やスイーツ、喫煙は、つくづくカラダに悪いことがわかりましたね。
しかし、全く摂らないとストレスになるので、摂取量を減らし、ご褒美としてたまに食べる程度にとどめるのが、よさそうですね。
小児喘息は、成長とともに治ることケースも多いですが、成人になってから喘息は、長引く可能性があります。
野菜・果物の摂取が多い食生活は、今や世界共通の認識なので、少しでも取り入れて、苦しい病を予防しておきたいですね。