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長寿食に生鮮肉も仲間入り? カナダ・最新研究

主に心臓系の疾患予防には、高脂肪食であるお肉は控えるように言われることが多かったのですが、カナダの最新研究では、「生鮮肉」に限っては、心臓の健康や長寿食の推奨食材に入れてもいい!? ということがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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生鮮肉は長寿食に?

カナダのマクマスター大学の「心臓の健康と長寿を促す食事内容」の研究で、生鮮肉は心血管疾患や早期死亡のリスクを下げる食材の1つに入ると発表されました。
ただし、お肉ばかりたべる偏ったものではなく、野菜・果物・豆類・魚介類・未精製穀類・生鮮肉とバランスよく食べた場合のことです。
これまで、バランスよく食べていても、肉食はなるべく控えた方がいいという論文が多く挙がっていましたが、この研究で、世界の長寿食の常識が変わるかもしれない、と注目を集めているようです。
お肉が好きな人にとっては朗報かもしれませんね。

詳細な研究内容とは?

心血管疾患予防のための食事については、ここ数十年間の先進国の国々で行われていた研究発表を基に、推奨食材などが挙げられていました。
しかし現在、世界中の人々がどういったものを食べて心血管疾患になったのか、または予防できているのか、といった詳細はわかっていませんでした。
そこで、今回の研究では、その内容を明らかにするために、国際的な調査に乗りだし、5大陸、50ヶ国以上の約22万人を対象とした大規模な調査となりました。

食事の質を5段階評価に分けて分析し、「野菜・果物・豆類・魚介類・生鮮肉・乳製品」の摂取状況を基本として調査結果がまとめられました。
評価の仕方は、こららの食品をまんべんなく取れているほど高く、何かの食品に偏りすぎていると評価は低くなります。

加工肉ではなく生鮮肉ならOK?

その結果、「野菜・果物・豆類・魚介類・生鮮肉・乳製品」の食品群を、バランスよく食べている人たちほど心血管疾患と早期死亡のリスクが極めて低いことがわかりました。
しかし、バランスよく食べていても、肉を加工肉(ソーセージ、ベーコン類)で摂っているとリスクが低いとは言えないようです。
お肉については生鮮肉(生肉という意味ではなく、お肉そのものを調理したステーキやソテー、煮込み料理を指す)のみがリスクを下げる効果が期待できるとのことです。
ただし、他の食品群もバランスよく食べていた場合に限ってのことです。

この分析結果により、研究者たちは、肉類は他の食材とバランスよく食べていれば健康のためにやめてしまう必要はなく、生鮮肉に限っては健康的な長寿食の食品群に入れても問題はない、としています。

そして生成された砂糖や小麦粉などは控えるようにということです。
※参考:『ランセット』2018年9月

やはり白い小麦や白糖でできたパンや洋菓子類はタブーのようですね。

さいごに

日本でも100歳前後の長寿を全うされた方々に、週に1度はステーキを食べる(食べていた)という人が意外と多いように思ったので、量を調整して、野菜や他の食材もバランスよく食べると、血管への負担も少なく、むしろ健康に役立つようですね。