野菜&果物の美養栄養学

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1日5片の高カカオチョコレートで血糖値が下がる?

今週のお題「最近おいしかったもの」

カカオ70%以上の高カカオチョコレート。
数年前までは外国産の苦いものが中心でしたが、高カカオブームで、日本の食品メーカーがこぞって製品化したので、コンビニでも、スーパーでも、デパ地下に入っている老舗チョコレートメーカーでもラインナップが勢ぞろいしていますね。
そんな高カカオチョコレート、1日5片ほどの摂取で、血糖値を正常化してダイエットや糖尿病対策に役立つようです。
詳細を見てみましょう。

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高カカオチョコレートはむしろ食べた方がいい!

「チョコレートはダイエットの敵!」と思われがちですが、カカオ70%以上のチョコレートなら、むしろ食べた方がダイエット作用が高まるようです。
一般にいうチョコレートは、ミルクチョコレートをさし、乳脂肪や砂糖がたっぷりと入っていて食べやすくしたものです。
カカオの含有量も30~40%前後と低いのです。
またブラックチョコレートもカカオの含有量は40~50%前後で、カカオよりも砂糖の含有量が高いので、ダイエットには不向きでしょう。
しかしカカオ70%以上のチョコレートになると、製品パッケージの後ろを見ると、一番最初の原材料名がカカオとなっており、次いでカカオバター、砂糖などとなっており、砂糖の含有量もかなり減っていることがわかります。

製品の原材料名欄は、多く使っている材料から書いてあるので、一番最初に「カカオマス」となっているものを探せば、高カカオチョコレートということになります。

チョコレートは列記とした発酵食品

チョコレートはお菓子の代表のように思われがちですが、列記とした発酵食品です。
チョコレートの主原料であるカカオの種子を発酵し、焙煎したものがカカオマスで、茶色い色をしています。
またココアバターと呼ばれる脂肪分もカカオから摂れますが、これは白いものです。
カカオマスの中には、ココアバターなどの脂肪分も含まれますが、他に食物繊維やポリフェノール、ミネラルなどが豊富に含まれているのです。
こうして見ると、かなり健康度の高い食べ物だとは思いませんか?

お菓子として食べられているチョコレートはミルクチョコレートやダークチョコレートで、健康効果があるチョコレートはカカオ70%以上のものだと覚えておくと、その差が歴然と違うのがわかるでしょう。
また写真のように、色も黒に近いダークブラウンなのです。

一般に、カカオ70%以上の高カカオチョコレートは乳脂肪を加えず、砂糖の量をかなり抑えてあります。

高カカオチョコレートはどれぐらいが適量?

高カカオチョコレートがいくら健康にいいからと言っても、たくさん食べたから、健康度が上がるというものではありません。
1人で1箱(板チョコレート1枚)を平らげるのはいただけませんね。
では、どれぐらいが適量なのでしょうか?

医療機関などで推奨されている高カカオチョコレートの1日の摂取量は最大で25gまでとされています。
だいたいコンビニやスーパー、有名チョコレートメーカーで買える高カカオチョコレートは1片当たり5g前後です。
板チョコレートなら、メーカーによって違いますが、やはり1片平均は5g前後です。
これを5枚程度までOKということです。
高カカオチョコレートにも、含有量が少ないとはいえ、砂糖は添加されていますが、25gで糖質の平均は8.5gほど、1枚なら1.7gです。
1日の糖質の摂取量は50g以内とされているので、十分許容範囲内ですね。

糖質オフの観点からチョコレートもタブー視されていますが、それは前述の通り、ミルクチョコレートなどなので、高カカオチョコレートなら高血糖となる心配は少なく、例え、糖尿病と診断された人でも大丈夫といえるでしょう。

ポリフェノールは赤ワインの約15倍!

抗酸化作用のあるポリフェノールは、赤ワインに多いことで知られますが、アルコールが弱い人は飲めないですよね。
しかし、高カカオチョコレートが注目されているのは、ポリフェノールの含有量が赤ワインよりも15倍も高い! ということもあります。
ポリフェノールは、インスリンの働きをよくし、血糖値を下げる効果が期待できるので、糖尿病をはじめ、ダイエット効果も望めるでしょう。

高カカオチョコレートに含まれる栄養成分

高カカオチョコレートは、他に、リグニンという不溶性食物繊維が含まれます。
よく血糖値の乱高下を避けるために、野菜から先に食べる「ベジファースト」が推奨されていますが、野菜嫌いの人には苦痛でしょう。
しかし高カカオチョコレートにも食物繊維が含まれるので、空腹時に食べても、血糖値の乱高下は起こりにくいと考えられています。
また野菜不足の人は、食物繊維補給にもピッタリといえるでしょう。

高カカオチョコレートの理想的な食べ方とは?

カカオ70%以上のチョコレートを1日5片、5回にわけて、1片ずつ食べるのが理想的な食べ方とされており、朝・昼・晩の食事の前に1片ずつ食べてみましょう。
そして午前と午後のコーヒーブレイク(ティーブレイク)時に1片ずつで合計5回です。
カカオマスは古くは薬の原料としても使われていたので、漢方薬のように食前にとると、その健康作用がカラダに有効に働くそうです。
また、チョコレートに含まれるカカオバターは油脂類ですが、カラダへの吸収が遅いので、食べ過ぎなければ太る心配もありません。

高カカオチョコレートは精神安定作用も

カカオ成分は、精神を安定させ、リラックス作用があることでも知られます。
高カカオチョコレートになるほど、その作用は高いようです。
お菓子として食べられているミルクチョコレートなどは砂糖の含有量がかなり高いので、高糖度となり、逆に神経を苛立たせる可能性があるので注意しましょう。
そしてカカオバターの脂肪分と控えめの砂糖添加である程度カロリーがあるため、脳の食欲中枢を満たし、食前に食べておくと、暴飲暴食予防になります。
また忙しくて、食事が摂れない時のエネルギーチャージとしても役立つでしょう。

さいごに

高カカオチョコレートは健康にいいから! といって、たくさん食べてしまうのはタブーですが、食べるタイミングを見計らって、賢く摂取すれば、ダイエットや健康度UPに役立ちそうですね。
最近はアーモンドや、くるみを使ったナッツ系の高カカオチョコレートも製品化されているので、チョコだけだと苦い!? と感じる人は取り入れてみましょう。

食欲の秋は、ついつい食べ過ぎてしまうので、高カカオチョコレートを味方につけて、暴飲暴食を抑えておきたいですね。