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眼精疲労にアサイベリーが有効? 米・最新研究

社会のIT化で増えてきた眼精疲労。
本来、高齢者に多いと言われていた緑内障や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性といった三大眼病も、年々、若年齢化していますね。
眼精疲労にはアントシアニンがいいということは有名ですが、アサイベリーから摂ると他の食品よりも、血中に素早く吸収されるということが、アメリカの研究でわかってきました。
アサイベリーはスーパーフードとして日本でも人気が高まっていますね。
詳細を見てみましょう。

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アントシアニンをアサイベリーから摂る理由

アメリカでは3大学共同で、アントシアニンをアサイベリーで摂取した場合の、血中濃度の調査を行いました。
テキサスA&M大学の薬理学部と栄養食品科学部、フロリダ大学の食品科学部と人間栄養学部、薬学部、そしてテネシー大学の薬学部、と合計3大学6学部からなる研究です。

健康なボランティアの人たちを対象に、アサイベリー果実、アサイベリー果汁を飲んでもらいました(【A】グループ)。
そして、リンゴソースと非抗酸化飲料を飲んでもらったグループ(【B】グループ)と、比較して、経過が調査されたのです。

その結果、アサイベリーを摂取していた【A】グループは、摂取して2時間後にアントシアニンの血中濃度が最高値となっています。
また、血液の中の「血漿(けっしょう)」での抗酸化能については、【B】グループのうち、非抗酸化飲料を飲んだ人たちと比較すると、アサイベリー果実では3倍、アサイベリー果汁で2.3倍に増加していました。
アサイベリーはジュースよりも実を食べた方が、より血中濃度が高くなるかもしれませんね。
この実験では、尿酸値とアントシアニンの関連は見られませんでしたが、アサイベリーでアントシアニンを摂ると、血中濃度が高まる上、体内の抗酸化力も高まり、様々な病気予防になることがわかりました。

アサイベリーはORAC値(活性酸素吸収能力)がトップ!

もう1つアサイベリーの優れた抗酸化力を示すものがあります。
日本ではまだなじみがありませんが、アメリカの農務省が発表している食品分析基準であるORAC(オラック)値です。
ORAC値は活性酸素の吸収能力を示す値で、この値が高いほど、体内の活性酸素を取り除く能力が高く(抗酸化力が高い)、健康度が高い食品ということになります。

そのトップにアサイベリーが君臨しているのです。
その値は、1027μmol/TE/gとなっており、94.5μmol/TE/gのクランベリーと、92.60μmol/TE/gのブルーベリーを比較しても、10倍以上ということがわかりますね。

日本で、アントシアニン摂取といえば、ブルーベリーを摂ることが代名詞のように思われていますが、スーパーフードとして、注目のアサイベリーから摂った方が、少量でもカラダへの健康度が高いでしょう。

アントシアニンはロドプシンの再合成を促して眼精疲労を緩和

このアサイベリーから摂れるアントシアニンは、血中濃度が高まると、毛細血管などから視神経の末梢にまで届き、眼球内のロドプシンの再合成を促して、良好な視野を保つ働きがあります。
スマホやパソコンなどで目を酷使していると、ロドプシンが行っている光の受容体の分解と再合成の機能が弱ってきて、眼精疲労や、視力低下、そしてそれらが慢性化してくると、冒頭の三大眼病にまで発展するのです。

さいごに

アサイベリーは、スーパーフードとして、人気が出たので、様々な製品が出ていますね。
しかしアサイベリーを使った菓子類などでは、糖質が多すぎて、さほど健康作用が望めないので、冷凍のアサイベリーや、ドライフルーツ(砂糖無添加)などで摂取してみましょう。
アサイベリーのジュースは、前述の研究では、果実よりもやや血中濃度が弱まりますが、他の食品に比べると、断然、抗酸化力は高いので、利用してみてもいいかもしれませんね。
アサイベリーがスーパーフードと呼ばれる所以が、また1つわかったように思います。