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ハムなどの加工肉と乳がんの関連~ハーバード・研究

ハムやウィンナー、ベーコンなどの加工肉は、朝食で毎日のように食べている方も多いことでしょう。
しかし、こうした加工肉の摂取が多いと、女性の場合、乳がんのリスクが高まるそうです。
最新のアメリカ、ハーバード大学の研究を見てみましょう。

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加工肉と乳がんの関連とは?

ハーバード大学は、15件の加工肉と乳がん関連の研究データを解析した結果、加工肉の摂取が多い女性たちの乳がん罹患率が高いことを発表しました。

研究では、前述の15件のデータを解析する際、【A】加工肉の摂取が多いグループ、【B】加工肉の摂取が最も低いグループ、【C】非加工の肉類を摂取しているグループに分けて解析した結果、【A】グループの乳がん罹患率が、【B】グループと比べて9%も高いことがわかりました。

【C】の加工肉を利用せず、肉そのものを利用している女性の乳がんリスクは、【A】【B】と比べて、かなり低かったそうです。
しかし……!?

赤身肉の摂取はなるべく控えた方がベター?

ただし、解析した15件の研究のうち、2件に、赤身肉と乳がんの関連を表したものがありました。
特に牛肉の赤身肉に見られる発ガン性物質「N-アセチルトランスフェラーゼ2 アセチレーター」という物質が、乳がん患者の体内から多く検出されており、これは赤身肉の摂取過多によるものだそうです。

焼肉やステーキ、牛丼、ビーフシチューなど牛肉が大好きな女性は要注意です!
近年、女性やお年寄りは筋肉をつけやすくするよう「肉ファースト」や「タンパク質ファースト」という食事療法が一部の医療機関で進められていますね。
それらを実行する際も、牛肉やハム・ベーコン・ウィンナーなどの加工肉を避け、疲れを摂る作用が期待できるビタミンB群が豊富な豚肉や、イミダペプチドなどアンチエイジング作用のある成分を含む鶏肉・鴨肉、他に卵、魚介類を利用するようにしましょう。

赤身肉はたまのご褒美程度にとどめるのが無難なようですね。

研究者たちも、加工肉、赤身肉の摂取を減らすこと、その行為が、乳がんの予防や改善につながる、と結論づけています。
※参考:『国際がん学雑誌』2018年9月

さいごに

近年、牛肉や乳製品など「牛」関連の食品から検出される成分と健康を害する関連性をあらわした論文が多くなってきているように思います。(筆者が個人的に思っていることです)
牛肉は、乳がんリスクだけではなく、頭痛や月経痛のもととなる「プロスタグランジン」を放出させたり、牛脂が一番体内に留まりやすく人間を太らせる、などなど。
また牛乳や生クリーム、バター、ヨーグルトにもカゼインというプラスチックの原料になる成分も含まれ、これも体内で蓄積されると様々な不調を来すので注意したいですね。

ハムやウィンナーなどの原料は豚肉ですが、これらは豚肉が悪いのではなく、加工過程で、様々な薬品を使用して塩蔵するので、無添加ハム・ウィンナーなどを利用しましょう。無添加のものでも塩蔵は必須なので、研究者たちの助言通り、控えるのが一番でしょう。

日本でも、乳がんは女性の死因の上位にあがっている怖い病気です。
毎日の一口が、余命を縮めているかもしれないので、食品選びは吟味したいものですね。