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老化は体内酸化が原因?予防に珈琲・チョコ等の亜鉛

一般に高齢になると「終活」などと呼ばれるように、寿命の終わりに近づくと考えられていますね。
しかし、体内が何らかの病気や生活習慣で酸化が進むと、お子さんでも、若者でも、死に近づいてしまいます。
そんな怖い「体内酸化」ですが、コーヒーやチョコレート、紅茶、海苔などに含まれる亜鉛をしっかりとっておくと、カラダが酸化ストレスから守られるようです。
ドイツの最新研究を見てみましょう。

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体内酸化と亜鉛の関係とは?

亜鉛はミネラルの1つで、私たちの健康維持に欠かせない栄養成分です。
亜鉛は、コーヒーや紅茶、緑茶、ワイン、チョコレート、などに含まれており、ドイツのフリードリッヒ・アレクサンダー大学のエアランゲン・ニュルンベルク研究所が、これらにヒトの体内酸化を防ぐ作用が期待できることを突き止めました。

私たちのカラダは活性酸素をはじめ、紫外線をあびた時や、排泄されていない食べ物からの老廃物で過酸化ストレスにさらされています。
しかし、亜鉛が、過酸化ストレスからの害を保護する作用があることが発見できたのです。
また、コーヒーや紅茶、ワイン、チョコレートなど亜鉛を含む食品には、ポリフェノールに含まれるヒドロキノンという成分があります。
この成分が一緒に含まれている亜鉛で活性化されて、私たちのカラダを過酸化ストレスから守ってくれるようなのです。

この過酸化ストレスは「スーパーオキシド」とも呼ばれています。

ヒトのカラダを蝕む「スーパーオキシド」とは?

スーパーオキシドは、私たちのカラダの老化を進行させ、炎症を起こさせ、はじめは肌のシミやシワ、胃炎や、便秘などの悪さを起こします。
しかし、やがてガンを引き起こしたり、脳の神経を変性させて、うつ状態や、アルツハイマー、認知症などに発展させてしまう、怖い存在なのです。

スーパーオキシドを撃退するヒドロキノンとは?

その怖いスーパーオキシドを撃退するのが、前述の「ヒドロキノン」です。
ポリフェノールを含む食品に含まれていますが、単独では活性化しないので、亜鉛とセットで食品から摂取しなければいけません。
ヒドロキノンと亜鉛がセットになると、体内で「スーパーオキシドジスムターゼ」という酵素ができあがります。
この酵素が体内に起こる、様々な酸化ストレスから私たちのカラダを守り、健康を維持してくれるそうです。
※参考:『ネイチャー化学』2018年10月

亜鉛とヒドロキノンがセットになっている食品を摂ろう!

亜鉛とヒドロキノンがセットになっている食品は、コーヒーや紅茶、ワイン、チョコレートなどです。
ドイツの研究なので、ヨーロッパで食べられているものばかりですが、日本が誇る「海苔」もその一つですね。

ただし、ワインの場合は、アルコールも一緒に摂れてしまうため、その効力は、他の食品ほど期待できない、とのことです。
コーヒーやチョコレートも、こと、亜鉛とヒドロキノンのセット摂取ではいいですが、カフェインや糖分など、他の要素もあるので、食べ過ぎ、飲みすぎはいけません。
程度に取り入れて、カラダを酸化ストレスから守りましょう。

海苔なら、ご飯を食べる時、おにぎりにすると摂取しやすいので、日本人には適した亜鉛摂取となりそうですね。

さいごに

体内の酸化ストレスは、即、老化につながるので、年齢に関係なく気をつけたいものです。
老化は別名「アンチエイジング」とも言いますし、女性なら肌荒れやシミ、シワなど美容面にも響くことです。
適量の亜鉛摂取で、老化や体内酸化から健康を守っていきましょう。