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早死リスク富裕層地区より貧困地区で2倍?英・研究

日本でも格差社会の問題が取り上げられるようになってきましたが、イギリスで格差による早死リスクの統計が取られ、発表されました。
富裕層地区よりも、貧困地区に住む人々は、早死リスクが2倍も高いということです。
詳細を見てみましょう。

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早死リスクの原因は喫煙や不健康な食事?

イギリスの世界疾病負荷イニシアチブの調査で、イギリス国内150地域の早死リスクの統計が解析されました。
期間は、1990年から2016年までのデータです。

早死につながる原因として、喫煙、不健康な食生活、飲酒、薬物、肥満、高血圧があがっています。

また、早死の原因となる主な疾患は「虚血性心疾患」で、男性は女性の2倍も多いそうです。

健康格差は貧困地区が不利なのか?

また、地域別で解析すると、イギリスでの最貧困地域「ブラックプール」に住む人々は、最も裕福な富裕層地区「ウォーキンガム」に住む人々と比べて、早死リスクが2倍も高いことがわかりました。

貧困地区では、腰痛、頸部痛、皮膚疾患、片頭痛、不安症、抑うつなどの慢性症状が多いのが現状ですが、人々がその健康被害の存在を医療機関に明らかにする機会が少ないため、イギリスでは国を挙げて、貧困地区の健康格差を改善する必要がある、としています。

イギリスは大きく分けて、イングランド、ウェールズ、アイルランドと3つの地域に分かれていますが、それぞれ貧困地区と呼ばれている地域の人たちほど、こうした慢性的な障害で早死しているケースが多いそうです。
※参考:『ランセット』2018年11月

些細な健康障害でも早めに医療機関へ!

イギリスの研究ではありますが、日本でも同じような事態が起きているかもしれないので、些細な健康障害と思えることでも、早めに医療機関に行くことが改善策となるかもしれませんね。
諸外国は日本と違い、医療費が高額なので、貧困地区の人ほど、病院へ行けないのも問題となっています。

日本ではまだ諸外国と比べると保健医療制度が整っている方なので、風邪や頭痛でも、自己流で市販薬に頼るのではなく、医療機関へ行くのが賢明だと思った次第です。

さいごに

不健康な食事も慢性疾患の原因となり、早死リスクを高めるので、まずは、野菜やご飯などの穀物から、食物繊維をとることから始めるだけでも、健康格差は縮まるでしょう。
ご飯代わりにお菓子を食べたり、ジャンクフードばかりの人は、少しずつ野菜の摂取量も増やしてみましょう。