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オメガ3系オイルは脚の筋肉損失を守る? 加・研究

女性のカラダは男性に比べると筋肉がつきにくいというのが難点ですよね。
特に足の筋肉量が増えにくく、脚力が弱くなりがちだと考えられています。
しかし、最新のカナダの研究で、オメガ3系オイルの摂取で、脚の筋肉低下を防げることがわかってきました。

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オメガ3系オイルとは?

オメガ3系オイルとは、n-3系脂肪酸なども呼ばれますが、主に魚介類に含まれ、サンマやサバ、いわしなど青背魚に多く含まれていることでおなじみですね。
そして植物性オイルでは、エゴマ油や亜麻仁油などに含まれています。
このオメガ3系オイルは中性脂肪を溶かすダイエット作用や、脳に作用して記憶力UPや認知症予防に役立ったり、精神を安定させる作用などが注目されています。

そこへもう1つ、脚の筋力維持に役立つというカナダのマクスター大学からの報告も加わりました!

オメガ3系オイルと脚の筋肉量との関係は?

マクスター大学の研究では、20名の健康な若年層の女性を2つのグループに分けて検証が行われ、1つのグループにはオメガ3系脂肪酸のサプリメントを、もう1つのグループにはひまわり油のサプリメントを与えて、経過を観察しました。

4週間、それぞれを摂取しつづけてもらい、その期間中、最初の2週間だけ、対象者全員に、脚の筋力を測るため、片方の足にだけニーブレース(ギブスのようなもの)で固定してもらい、わざと筋肉量を落としてもらいました。

後半の2週間は、固定を外して、通常の生活を送りながら、それぞれのサプリメント摂取を続けてもらい回復期としています。

その間、脚部の筋肉サイズ、筋肉量、筋肉の強度、そしてタンパク質合成の数値を、ニーブレース固定時と、固定を外した時に測り、比較検討されました。

その結果、オメガ3系脂肪酸のサプリメントを摂取していたグループの女性たちの脚の筋力は、ニーブレースを外した後の回復が著しく早く、オメガ3系オイルは、筋肉の損失速度を落とし、筋肉量を守る作用があるのではないか、と考察されています。
※参考:『米国実験生物学連合雑誌』2019年1月

さいごに

この研究は、若年層の女性を対象にしたものですが、けがなどで脚を動かせない時の脚力の回復に、オメガ3系オイルは大いに役立ちそうですね。
また、近年、特に日本は「世界一座りすぎ」問題が指摘されており、脚を動かす機会が少ないデスクワーカーが多いので、脚力が落ちている人口も増えています。
そんな方たちにも、オメガ3系オイルの摂取は脚の筋肉維持に役立つことでしょう。

他にも、慢性的に運動不足の人や、寝たきりや家にひきこもりがちな高齢者世代にも役立ちそうですね。

毎日、魚介類を摂取するのは難しいかもしれませんが、エゴマ油や亜麻仁油を、毎日ティースプーン1杯分、サラダにかけたり、毎日飲むコーヒーや紅茶、お茶、みそ汁などに入れていただくと、継続しやすいですね。
その場合は、くれぐれも加熱せず、仕上げの最後に加えていただくと、新鮮な状態でオメガ3系オイルが摂取できるそうです。

脚の筋力は知らずに衰えているものです。
オメガ3系オイルの毎日の摂取で、予防しておきましょう。