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社交的になるとスリムに?カギは脳内回路!米・研究

私達の行動は、脳が司令していますが、アメリカの最新研究で、摂食行動と社交意欲活性化の脳内回路の関係性が発表されました。
どうやら社交的な人は、摂食行動の活発化が控えめになるので、スリムになる傾向があるようです!?
著名人や芸能人にスリムな人が多いのは、そのせいでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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摂食と社交性を司る脳内回路の関係とは?

アメリカのスタンフォード大学の研究では、マウスを用いた実験で、社交性に関与する脳内の神経細胞を刺激すると、摂食意欲が減退することを発見しました。
この発見は、世界的に権威ある科学雑誌『ネイチャー』にも掲載されたとのこと!

この発見は、摂食障害の治療などにも役立つとして、早くも世界中から注目を集めているようです。

脳内には2ダース近くの社交的な行動を司る神経細胞があり、その細胞が活性化されていると、摂食行動を司る神経細胞がその影響を受けて、活性化が抑えられるそうです。
ただ行き過ぎると、拒食症などの摂食障害にもなります。
芸能人やモデルさんで摂食障害に陥る人が多いのは、この辺りに関係するのかもしれませんね。

社会的階層や人目も関係する?

欧米では昔から「社交界デビュー」などと言われ、そこそこの地位の家庭のご子息やご令嬢は、社交界にデビューします。
また芸能人やモデルさん、政治家、そして何らかの著名人(作家や講師、教授、教師など)も大勢の人の前に出ることが多く、常に人目にさらされています。

そうした人たちは、脳に強力な圧力を感じ、大勢の人が見ている前では、摂食行動の神経細胞が活性化しないことが多いのだそうです。

一般の人でも、何かの発表前やプレゼンなど、大勢の人目にさらされる前に、食欲がなくなってしまった経験はあることでしょう。
これも「人前に出る」という一種の社交性の神経が活性化しているので、摂食行動が抑えられてしまっていたのですね。

大勢の人の前ではなくても、目上の人との食事や、片思いの相手と食事する際も、「よく見せよう」という社交性が働いているので、小食になっていませんか?

拒食症などの摂食障害を起こす患者さんは、こうした緊張が重なることも原因の1つだと考えられています。

拒食症もドカ食いも社交性ニューロンのコントロールで治る?

研究チームは脳の「眼窩前頭皮質(かぜんとうひしつ)」という領域に存在する「摂食ニューロン」と「社交性ニューロン」の活性が区別でき、また別々に刺激してコントロールする技術を開発したそうです。
まだ動物実験の段階ではありますが、摂食行動がさかんなマウス(ドカ食い傾向のマウス)を、食事前に社交性ニューロンを刺激すると、摂食行動が有意に減少することがわかったそうです。
※参考:『ネイチャー』2019年1月

さいごに

よく「人目を気にしなくなると一気に老ける」と言いますが、オシャレをしてお出かけしたり、家にこもらず、カフェや図書館にでかけるなど、少しでも人目にさられる機会を増やしておくと、社交性ニューロンが刺激されて、ドカ食いグセが治るかもしれません!?