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月に1~2回の魚摂取だけでも寿命が延びる?日・研究

日本人は古来より、魚を食べてきた民族でしたが、食の欧米化で魚の摂取量は減り続け、それにより血管系の病気が増えて死亡する人も増えてしまいました。
毎日の魚摂取が難しくても、月に1~2回摂取する機会を持つだけでも、大動脈系(血管)の病気で死亡するリスクは減るようです。
我が国の、国立がん研究センターの最新研究発表を見てみましょう。

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魚摂取と大動脈疾患の関係とは?

国立がん研究センターと筑波大学の共同研究で、魚の摂取量と大動脈疾患の関連が解析されました。

大動脈はヒトのカラダの中で最も太い血管ですよね。
その大動脈の血管壁が薄くなって裂ける状態を「大動脈解離」、血管に老廃物などが溜まり”こぶ”ができ、それが破裂する状態を「大動脈瘤」と言いますが、こういった病気は「血管が切れる」ことになるので、救命は難しく、命を落とすことにつながります。

こうした大動脈疾患での死亡リスクは、魚の摂取不足によるものではないか? と以前から考えられていましたが、解析の結果、やはり魚摂取の有無がカギを握っていたようです。

魚摂取は月に1~2回でも効果あり?

この共同研究では、国内36万人を対象に大動脈疾患による死亡リスクのデータが解析されました。
魚を週に1~2回食べる標準的なグループを「1」とした場合、ほとんど食べないグループの死亡リスクは1.9倍も高いことがわかりました。
しかし、月に1~2回のグループでは、1.1倍ということで、週に1~2回、魚を摂取している人とほぼ変わりがなかったということです。
そのため、研究者たちは、魚が苦手な人でも、月に1~2回程度でいいから、魚を摂取する機会を持つよう、推奨しています。
※参考:『Clin Nutr』2018年8月

さいごに

肉食が多く、白く精製された小麦粉や砂糖を含む食べ物が多いと、血管がドロドロになるので大動脈も傷つき、死期を早めてしまいますね。
こういった食事内容の人は、ご自身で自分のカラダを傷めつけているようなものなので、少しでもタンパク源は魚の摂取で補ってみましょう。
魚が苦手、と言いながら、お寿司は好きだったり、ブリ大根やサバの味噌煮は好き、スモークサーモンはお気に入り、といったお話はよく耳にします。
きっとお好みの魚メニューがあると思うので、工夫して取り入れてみましょう。