一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

入浴は将来の認知症予防や不眠症改善に?日本・研究

今年(2019年)の2月は温かい日が多いので、入浴せずにシャワーで済ましている方も多いことでしょう。
毎日の、ちゃんと湯船につかっての入浴は、将来の認知症予防や身体機能の改善、そして今問題となっている不眠症の改善にも役立つそうです!

f:id:miwamomoka:20190227112132j:plain

毎日の入浴で将来の要介護率がダウンできる?

日本全国の大学や国立研究センターに所属する研究者たちの間で、「日本老年学的評価研究」が行われました。

その結果、毎日の入浴は、身体機能の向上や、認知機能の維持に貢献し、特に高齢者の間では「要介護」と認定されるケースが有意に減ることがわかってきたのです。

研究では、「要介護」認定がまだなされていない65歳以上の男女約14,000人を対象に3年間、追跡調査が行われました。
調査では、対象者の方たちに、夏と冬に、それぞれ週に何回程度入浴するかが尋ねられました。

その結果、「A:週に0~2回程度」と回答した人たちよりも、「B:週7回以上」と回答した人たちの方が有意に要介護認定の確率が低かったのです。
夏では28%、冬では29%も要介護率が低くなっているそうです。

ここでいう「入浴」はあくまで湯船につかっての入浴で、シャワーで済ますのは「入浴」にカウントされていません。

入浴は不眠症改善や精神安定にも◎!

入浴はカラダを湯船にひたすことで、全身の神経によい影響をあたえ、血流もよくするため、交感神経を鎮める作用があります。
そして入浴によって体温が上がるので、細胞の保護作用が働いたり、抗炎症作用のあるヒートショックプロテインを増やす働きもあり、いいことづくめなのだそうです。
また、交感神経が鎮まるため、質の良い睡眠も誘ってくれます。

不眠症に悩む人や、イライラしやすい人ほど、入浴するといいでしょう。
※参考:『Journal of Epidemiology』2018年12月号

さいごに

入浴は程度に汗をかくので、運動不足の人にもいい影響を与えてくれそうですね。
認知機能の低下は、高齢者特有の病気だと思われがちですが、若い世代の人でも、忘れ物が多い人、注意力散漫な人はいるものです。
これも脳の認知機能が関与しているので、気を付けたいですよね。
認知機能は、集中力や記憶力などにも関わってくるので、高齢者だけではなく、お子さんからお年寄りまで、毎日の入浴も毎日の野菜摂取と同じぐらい大切にしておきましょう。