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"木の実"のナッツを食べると糖尿病や心疾患予防に?

ナッツにもいろいろありますよね。
一年草からとれるピーナッツ、そしてアーモンドやクルミのような「木の実」からとれるものなど。
ハーバード大学の研究では「木の実」であるナッツ類を定期的に食べていると、糖尿病や心疾患の予防になることが、わかってきました。
詳細を見てみましょう。

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Ⅱ型糖尿病は「木の実」を食べると予防できる?

Ⅱ型糖尿病にかかると、心筋梗塞や脳卒中、高コレステロール血症など、様々な生活習慣病のリスクを高めることで知られていますね。
そこで、ハーバード大学の研究チームは、Ⅱ型糖尿病の疑いがある男女約16万人を対象に、診断前後の食事調査を行いました。
追跡調査期間中に、約3,300名が心血管疾患を発症、そして約5,600名がガンや心疾患などが原因で死亡しました。

そのデータを解析した結果、糖尿病の診断前後のナッツ摂取量を比較したところ、診断後にナッツの摂取量を増やした者は心血管疾患のリスクが11%低下しており、またそれが原因の死亡リスクも25%低いことがわかったのです。

ピーナッツよりも「木の実」のナッツを食べること

ナッツでも、お酒のおつまみやスナック菓子、チョコレートによく用いられるピーナッツは、一年草からとれるナッツで、糖尿病や心疾患のリスク低下につながっていませんでした。

しかし「木の実」と呼ばれる、アーモンド、クルミ、カシューナッツ、ピスタチオ、ピーカンナッツ、ヘーゼルナッツ、マカデミアナッツ、ブラジルナッツなどは、文字通り、木に生る実で、それらを食べていたⅡ型糖尿病患者は、前述のように心血管疾患のリスクが低下したそうです。
※参考:『循環器』2019年2月

さいごに

この研究の段階では、木の実からとれるナッツの、どういった成分が、功を奏しているのかまではわかっていませんが、今後、研究が進んでいくでしょう。
しかし草からとれるナッツか、木からとれるナッツかの違いだけでも画期的な発見だと個人的には思った次第です。
これは筆者の個人的な意見ですが、ピーナッツは、他のナッツ類に比べてアレルギーが多いのも、この辺りが関係してくるのかもしれませんね。