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サプリメントでの栄養補給は死期を早める?米・研究

自分でバランスの良い食事を補うのは難しいため、サプリメントから栄養補給をしている方も増えていますね。
しかし、サプリメントからの栄養補給に頼りすぎると、死亡リスクやがんリスクが上昇することが、アメリカの内科研究でわかってきました。

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サプリメントからの栄養補給は死期を早める?

アメリカのタフツ大学の研究では、食事から適切な栄養を摂っている人たちは、全死因の死亡リスクが低下している、と発表しました。
逆に、サプリメントから栄養摂取をしている人は、過剰摂取の場合はガンや死亡リスクが高まることもわかりました。

研究では、1999年から2010年までのアメリカの「国民健康栄養調査」のデータを解析し、アメリカの成人における、栄養補助食品の利用率や、食品やサプリメントからの栄養摂取源、そしてそれらの死亡率の関連を調査しました。

対象となったのは、20歳以上のアメリカ成人約3万人でした。
死因の調査項目は、全死因とともに、心血管疾患による死亡と、ガンによる死亡も含まれていました。

栄養摂取と死亡原因の関連とは?

調査の結果、栄養素などの摂取量と死亡リスクの関連は、以下のようになったそうです。

  • ビタミンKとマグネシウムの適量摂取は、死亡リスク低下につながる。
  • ビタミンAとビタミンK、亜鉛の適量摂取は心血管疾患による死亡リスクの低下につながる。
  • カルシウムの過剰摂取は、全てのガンや死亡リスクが上昇する。

栄養はサプリメントより食事で摂るのが◎!

また、食品とサプリメントなどの栄養摂取源を調査した結果、以下のような結果となりました。

  • ビタミンKとマグネシウムの適量摂取は、サプリメントではなく食事で補った場合のみ、死亡リスク低下につながる。
  • ビタミンAとビタミンK、亜鉛の適量摂取も、サプリメントではなく食事で補った場合のみ、心血管疾患による死亡リスク低下につながる。
  • 食事からカルシウムを摂った場合は、ガンや死亡原因との関連は見られなかった。

やはりサプリメントから栄養成分を補っても、カラダには良い機能がもたらされないようですね。

※参考:『内科学年報』2019年4月

さいごに

安易に、「栄養補給になるから」とサプリメントに頼った食生活を送ると、健康被害が及ぶことがわかりましたね。
特に高齢者は、骨粗しょう症対策に、カルシウムのサプリメントを摂取する人が多くなってきましたが、逆に死期を早めることになるかもしれないので、医師と相談してから取り入れるかどうか、判断してみましょう。

美容や健康、ダイエット、そして筋トレなどに活用されるサプリメントは高価なものから、コンビニで買える安価なものまで登場しましたが、基本の食生活は野菜や果物、豆類、穀類、魚介類そして少しの肉類や乳製品から摂るものです。
一定の栄養成分だけを抽出したサプリメントに頼りすぎない食生活を目指したいものですね。