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40代以下で糖尿病になると心臓にも影響?英・研究

生活習慣病は、中年太りなど、40代以降の人に多いと思われがちですが、年々、30代など若年層の人たちの間でも広まってきていますね。
これは世界的に問題となっており、イギリスの最新循環器研究では、糖尿病と心臓系の疾患との関連が発表になりました。
詳細を見てみましょう。

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若年層の糖尿病は心臓に影響?

イギリスのグラスゴー大学の研究によると、40代以下でⅡ型糖尿病と診断された人たちは、そうではない同年代の人たちと比べて、心臓系の疾患に悪影響を及ぼしていることがわっかてきました。

研究ではスウェーデンの国民糖尿病登録データより、約32万人のⅡ型糖尿病患者の詳細が解析されました。
性別、年齢、地域などです。
そして比較対象として、約157万人の非糖尿病の人たちのデータも解析されました。

その後2年半の追跡調査が行われた結果、40代以下で糖尿病と診断された人たちは、同年代の非糖尿病の人たちよりも、心筋梗塞、心不全、心房細動などの心臓系の病気のリスクが非常に高いことがわかりました。
他の疾患としては脳卒中もあがっており、そして全死因のリスクも高いとのことです。
また性別では男性よりも女性の方がリスクが高かったそうです。

糖尿病の発症は若いほど健康被害が大きい?

また、糖尿病による他の病気への影響は、診断年齢が上がるごとに低下していたそうです。
すなわち、糖尿病の発症が若いほど、他の病気への健康被害が大きいということですね。

この結果、研究者たちは、若年層のⅡ型糖尿病は、厳密なリスク管理が必要で、特に女性は注意が必要ということです。
※参考:『循環器』2019年4月

さいごに

ヨーロッパでの研究発表ですが、日本でも若年層の糖尿病や糖尿病予備軍の人は増えているので、気を付けたいですね。
30代の女性は、出産を機に太ってしまい、そのまま糖尿病予備軍となるケースもあります。
また糖尿病はたいてい、糖質や脂質過多の食事による肥満から発展するので、適宜、野菜や果物の摂取も増やすなどして、健康管理に努めておきたいですね。