一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

朝食抜きと遅い夕食は死期を早める?ブラジル・研究

本日はいよいよ平成最後の日となりましたね。
平成最後の日に贈る記事は、食行動の見直しについてです。

朝食を抜いたり、夕食を寝る前に食べたりといった生活習慣は、日本でも注意喚起が促されていますが、最新の心臓研究で、やはりこうした生活スタイルは死期を早めることがわかってきました。
ブラジルでの研究報告を見てみましょう。

f:id:miwamomoka:20190427102322j:plain

朝食抜きと遅い夕食は死期を早める?

ブラジルのサンパウロ州立大学の研究報告で、朝食を抜いたり、夕食を就寝前に摂るなどの生活習慣は、特に心筋梗塞での死期を早めることがわかってきました。

「朝食を抜く」「夕食を就寝前に摂る」この2つの習慣は、世界共通で問題視されていますね。
また、どちらか一つではなく、この2つをセットのように行っている人も世界的に見るとかなりの人口になるそうです。

研究ではこの2つの習慣を持つ人たちを対象に調査したところ、有意に心筋梗塞に罹患するリスクが高かったということです。
また心筋梗塞で入院した後に退院した患者を追跡調査すると、またすぐに元の生活スタイルに戻るため、30日以内に死亡した例や再発、狭心症への発展リスクが、そうでない人たちと比べて4~5倍も高くなることもわかりました。

女性より男性が多い?

また、「朝食を抜く」「夕食を就寝前に摂る」この2つの習慣を持つ人は、女性よりも男性に多く、前述の調査結果に値する人のうち、75%が男性でした。

心臓系の疾患で集中治療室に入院中の人たちを調査したところ、この2つの習慣を個別で見ると「朝食を抜く」人は58%、「夕食を就寝前に摂る」人は51%、そしてこの2つの習慣が両方ある人は41%という結果になりました。

10人に1人が1年以内に命を落とす?

この2つの習慣は、どちらか一方だけでも心臓系の疾患リスクが高まりますが、両方の習慣を持つ人は、心筋梗塞の中でも、最も重篤とされる「上昇型急性心筋梗塞」にステージがあがり、こうなると10人に1人が1年以内に死亡するという統計が出ているそうです。

研究者たちは、栄養バランスのとれた食事も大事ですが、朝食を抜いたり、就寝前に夕食を摂るといった行為を辞めるだけでも、健康度は確実に上がり、少なくとも心臓系の疾患予防になるだろう、と述べています。

職業別の統計だと、夜勤が多い職業の人や、残業の多い人たちがこうした食行動に走り、心臓系の疾患を患いやすい、とされています。
※参考:『欧州予防的心臓病学雑誌』2019年4月

さいごに

ブラジルでの研究ですが、日本でもこうした食行動の注意喚起がなされているので、気を付けなければいけないですね。
もし心臓系が弱い? と感じる方は、朝食を抜いていないか? 夕食を寝る前に食べている日が多くないか? など生活スタイルを見直してみましょう。
1日でも早く改善して、平成に続く令和時代を健やかに過ごしたいですね。