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歩くのが速い人は長生きする? 英・研究

歩くのが速い人(歩行速度)は、歩くのが遅い人と比べると、平均寿命が長いことがわかってきました。
イギリスの大規模調査の報告を見てみましょう。

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歩くのが速い人は長生きする?

イギリスの国立健康研究所やレスター大学、ラフバラ大学などの共同研究では、イギリスのバイオバンクに登録された約47万人のデータを用いて、45歳以上の平均寿命を推定しました。
調査期間も2006年から2016年の10年間と長期です。

その結果、体格が低体重であっても、肥満であっても、習慣的に歩行速度が速い人は、遅い人と比べて、平均寿命が長いことが明らかになってきました。

長生きできないのはどんな人?

さらなる詳細を見ていくと、最も平均寿命が短かったのは、低体重で歩行速度が遅い人で、男性で平均寿命が64.8歳、女性で72.4歳でした。
次いで、肥満者で、歩行速度が遅い人たちも、平均寿命が短かったそうです。

この結果により、研究者たちは、平均寿命は、単に体重やBMIの数値だけではなく、歩行速度が速いなど、体力のある人の方が長いという事実を現しており、運動や体力維持の重要性を示す指標になると述べています。

歩行速度が遅いと他の病気にも関連?

また同じデータを解析すると、歩行速度の遅い人は、そうでない人たちと比較して、心臓関連の疾患リスクが高いことも明らかになりました。
そして、体格だけではなく、喫煙者で歩行速度が遅い人は、喫煙者で歩行速度が速い人に比べると、2倍も心疾患のリスクが高まることもわかっています。
※参考:『メイヨ・クリニック紀要』2018年

さいごに

以前から、「早足で歩くと健康にいい」と言われていましたが、47万人ものデータを解析した結果、長寿や心疾患に関連することがわかったので、日頃から早足で歩くよう習慣づけたいものですね。
特に喫煙習慣がある人は、歩行速度を速めておきましょう!