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ブルーベリーが糖尿病、循環器疾患予防に?英・研究

目の健康のために、ブルーベリーを毎日食べている方もいらっしゃることでしょう。
目の健康のイメージがあるブルーベリーですが、イギリスの最新臨床栄養の研究では、循環器系の疾患予防にもなることがわかってきました。
詳細を見てみましょう!

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ブルーベリーは毎日食べることで糖尿病予防に!

イギリスのイーストアングリア大学などの共同研究によると、毎日1カップほどのブルーベリーを毎日食べる習慣がある人は、過体重や肥満、そしてその延長線上でおこる糖尿病や循環器疾患系のリスクが下がることがわかってきました。

メタボが全ての病原に?

メタボリックシンドロームは、心臓病をはじめ、脳卒中や糖尿病のリスクを有意に高めることで知られますね。
すなわち、太りすぎると、様々な病気の原因になるということです。
この対策は、薬などではなく、結局、食生活を改善するのが早道です。

メタボリックシンドロームの定義は、高血圧、高血糖、腹部肥満、低LDLコレステロール血症、高中性脂肪のうち3つ以上に該当する者とされています。

メタボを救うのがブルーベリー摂取?

そこで、助っ人となる食品がブルーベリーなのだそう。
これまでの研究でも、ブルーベリーの摂取は、Ⅱ型糖尿病や循環器系疾患の発症リスクを下げることがわかっていたので、研究チームはさらなる調査を開始!

研究者たちは、西洋人の3人に1人がメタボに該当するため、先行研究の報告があるブルーベリーで臨床栄養調査を行ったのです。

ブルーベリーを毎日食べると循環器疾患の発症は15%減?

調査では、50~75歳のメタボに該当する人、または過体重、肥満者に該当する人たち、合計138人を対象に、毎日ブルーベリーを食べてもらいました。
実施期間は半年間です。
ブルーベリーはフリーズドライのものを75g食べるグループと、生のものを150g食べるグループとに分けられました。
そして比較対象に紫色のブルーベリー果汁が入っていない代替食品を食べてもらいました(プラセボ)。

その結果、生のブルーベリーを毎日150g食べていたグループの人たちは最大で15%も循環器疾患の発症率が減少したそうです。

ブルーベリーは少量では効果なし?

この結果をもたらしたのは、ブルーベリーに含まれる紫の色素成分「アントシアニン」によるものでした。
アントシアニンは目の健康だけではなく、循環器疾患の発症率も低下してくれるのですね。
循環器疾患は血管を丈夫にすることで予防ができるので、ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、結局、血管を丈夫にしてくれる作用が期待できる、ということになります。
こうして血流を良くし、肥満が解消されていくのでしょう。
しかし、研究者によると、この結果が出たのは毎日150g(1カップ相当)摂取していた人のみで、75g(1/2カップ)ではアントシアニンの量が足りないのか、さほど効果がなかったそうです。
肥満の人は、いつもの食事の種類を減らして、ブルーベリーの摂取を増やすと、体重が落ちて、血流も良くなり、糖尿病も循環器疾患の心配もなくなっていくそうです。
※参考:『米国臨床栄養学雑誌』2019年5月

さいごに

今はブルーベリーの旬の時期にさしかかっているので、生のブルーベリーも手に入りますね。冷凍のものなら年中買えるので、なるべくブルーベリーそのものを食べるようにしましょう。
過体重ぎみの方は、食費を随分と費やしているかもしれないので、一部の食費をブルーベリー代金とし、重篤な病気になる前に、普通体重に戻しておきましょう。