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ブロッコリーから新たなガン抑制物質が発見!?

ブロッコリーから新たに、ガン抑制因子の機能を再覚醒する成分が発見されました!
ブロッコリーから発見された「スルフォラファン」という成分にガン抑制作用があるとして、ブロッコリーの新芽ブロッコリースプラウトが一躍有名になってから10年ほどたちますね。
次なる成分はどんなものなのでしょうか?
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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新たに見つかった成分とは?

アメリカのベスイスラエルディーコネス医療センターなどの共同研究で、ブロッコリーに含まれる天然成分「インドール-3-カルビノール」にガンなどの腫瘍が生成されるのを阻害する働きがあることがわかってきました。

少し難しいお話になりますが、ガン細胞はそれをつくり出す”酵素”によって増殖します。
その酵素をつくるのが「WWP1遺伝子」という遺伝子。
そして、このWWP1遺伝子の働きをストップさせるのが、「PTEN(ピーテン)遺伝子」ということになります。

ブロッコリーに含まれる「インドール-3-カルビノール」は、「WWP1遺伝子」の働きを不活性化して、それから、ガン細胞を抑制する「PTEN(ピーテン)遺伝子」の働きを高めるのだそうです。

PTEN遺伝子とは?

難しい言葉が続きますが、この「PTEN遺伝子」は、以前からガン細胞の増大を抑制する働きがあることで知られていました。
しかし、私たちのカラダに備わっていても、不規則な生活や、悪い食生活、ストレスが重なると作用しなくなります。
そのため、結果的にガン細胞が増殖してしまうのですね。

ブロッコリーの摂取を増やすと?

そこで、研究チームは、マウスを使った実験で、ブロッコリーから抽出した「インドール-3-カルビノール」をマウスのエサに混ぜて摂取させたところ、前述のように、何らかの事情で機能を失いつつあったPTEN遺伝子の働きを再活性する働きが発見されたのです。
また、ヒトの細胞を抽出した実験でも、同じ現象が見られたそうです。
研究者たちは、ブロッコリーの摂取で、まず元凶となる「WWP1遺伝子」を不活性化することが大切で、そうすると私たちのカラダに備わっているPTEN遺伝子が、また元気よく働いてくれ、ガンの心配が少なくなる、と述べています。
※参考:『サイエンス』2019年5月

さいごに

ブロッコリーからまた新たにガン抑制成分が発見されたとは嬉しいニュースですね。
それも、この研究は、世界的に権威のある科学雑誌『サイエンス』に掲載された、最新ニュースなので、確かなのでしょう。
「インドール-3-カルビノール」という名称は、とても覚えにくいですが、「スルフォラファン」のように浸透していく日も近いかもしれませんね。
お料理の付け合せに、どんな野菜にしようか? と悩んだ場合は、ブロッコリーを取り入れてみましょう。