ペリー来航で江戸の街が騒然としていた安政元年(1854年)に、浅草の地で誕生した甘味処「梅園」さん。
「あわぜんざい」が日本銘菓(東京名物)として160年以上も愛されているお店です。
日本橋の髙島屋にも店舗があるので、抹茶あんみつをいただいてきました。
店名が記されたおしぼり。
マークも「梅園」の文字も、江戸時代から受け継がれたものなのでしょうね。
お湯呑の絵柄も梅模様で、粋な感じです。
青磁色の陶器に盛られた抹茶あんみつは赤い漆塗のお盆に乗せて運ばれてきます。
重厚感がありますね。
美しい佇まいのあんみつです。
抹茶あんみつは、単にトッピングが抹茶アイスなだけではなく、”抹茶みつ”と抹茶寒天が使われています。
梅園さんのあんみつは、粒あんが定番のようです。
白玉のや栗の甘露煮の配置まで美しい、歴史が感じられるあんみつでした。
次回は、日本銘菓にもなっている”粟ぜんざい”をいただいてみようと思います。