一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

女性は定年後、座る時間が長くなる? 北欧・研究

デスクワークの方は、日中も机の前に座っているので「座位時間」が長いですね。
しかし、定年退職後は、さらに「座位時間」が長くなっているそうです。
フィンランドの最新医学研究の詳細を見てみましょう。

f:id:miwamomoka:20190712134410j:plain

不健康の原因の1つ「座位」

食生活や飲酒、タバコなどの生活習慣に気を遣っていても、近年、座り続けていることも不健康だとわかり、注意喚起が促されるようになりましたね。

座り続けていることを「座位」とも言いますが、腰痛や猫背、ストレートネック、眼精疲労、頭痛の原因、胃腸の圧迫など、その時間が長くなればなるほど、こうした不健康リスクが高くなると言われています。

そこで、フィンランドのトゥルク大学では、定年退職後の60代以降の男女を対象に、腕時計型の身体活動量計を用いて、座位時間の長さを調査しました。
対象となったのは、地方自治体の職員約500名の男女で、調査開始時はまだ在職中で平均年齢63歳でした。
その後、定年退職後も追跡調査を行い、座位時間の統計がとられました。

定年後は座位時間が長くなる

男性はもともと、女性に比べると座位時間は長かったので、退職後も座位時間の長さに変化はありませんでした。
しかし、女性は男性に比べると、接客などのサービス業に従事していることも多く、そして家事や買い物などで動き回ることも多いので、定年後の座位時間が平均で63分も多くなっていたそうです。

座位時間が長くなると一気に老け込む?

男性の座位時間は、あくまで平均値ではありますが、10時間以上、毎日座って過ごしているようです。(もちろん職業によって座位時間は違います)
そのため男性は、定年の有無に関わらず、女性よりもカラダを動かす機会が少ないので、軽い運動を取り入れるなどして、少しでも座位時間を減らす努力をするべきだ、と研究者たちは述べています。
※参考:『老年医学雑誌シリーズA』2019年5月

お仕事が「定年」ということは、高齢期に差し掛かっていることにもなるので、女性は特にカラダを動かす機会が減るので、カラダそのものが一気に老け込み、高齢期特有の疾患に罹りやすくなります。
女性は在職中の時のように、歩く、家事をする、買い物に行くなどの行動の他、ウォーキングや軽いジョギングなどの時間を設けた方がよさそうですね。

さいごに

フィンランドでの研究ではありますが、日本は世界一「座位時間」が長い国民です。
過去記事でも何度かご紹介していますので、そちらもぜひご一読いただき、カラダを動かす機会を少しでも増やしておきましょう。