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ビタミンDはサプリで摂ると意味なし? 米・研究

ビタミンDは日光を浴びると、肌で合成できるビタミンですが、近年、日焼け止めクリームなどの化粧品の影響で、ビタミンD不足に陥っている方が増えているようですね。そこで、サプリメントなどを利用する人も増えてきました。
しかし、ビタミンDはこと、心血管系疾患の予防に関しては、サプリメントでの摂取は有効ではないことがわかってきました。

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ビタミンDサプリは心血管疾患の予防にはならない?

アメリカのミシガン州立大学の研究報告で、冒頭のように、ビタミンDサプリを摂取していても、心血管疾患の予防にならないことがわかりました。

研究では、約8万3千人の臨床試験結果を対象に、ビタミンDサプリの摂取に関して、調査が行われました。

調査では、対象者を2組に分け、一方はビタミンDサプリメントを、もう一方はプラセボでした。

その後、追跡調査が行われ、心血管系疾患の罹患リスクや死亡の発生率などを解析したところ、両者間に差異はなかったそうです。

ビタミンDのみを増やしても心血管系疾患の予防にはならない?

この結果をふまえ、研究者たちは、ビタミンDを多く摂ったところで、心血管系疾患の予防にはならないと述べています。
心血管疾患を予防するには、屋内外での身体活動(運動やウォーキング、体操など)、日々の食生活での総合的な栄養状態などに気を配る必要がある、とのことです。
※参考:『JAMA心臓病学』2019年6月

さいごに

誤解がないように付け加えると、ビタミンDそのものが、心血管疾患の予防にならないわけではなく、ビタミンなどの栄養成分は、総合的にバランスよく摂らなければ、予防や改善につながらない、ということですね。

サプリメントは、手っ取り早く摂取できて便利ですが、やはり野菜や果物、生鮮食品などからバランス栄養食を摂るようにしましょう。