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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

ヒトのカラダに良い食事とは肉類を控えること?

今、世界では、21世紀の最大の挑戦の1つとして、地球の持続可能の観点から、「ヒトの体に良い食事を開発する」という使命があるのだそうです。
冒頭から大げさな感じになりましたが、これはオーストリアのウィーンに本部があるIIASA(国際応用システム分析研究所)が掲げたスローガンです。
現在、世界規模で改善しようとしている食事内容とは、いったいどういうものなのでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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IIASA(国際応用システム分析研究所)とは?

まず、IIASAって何? と思われている方も多いでしょう。
IIASAは非政府国際機関で、ノーベル賞受賞者も多数輩出している、世界有数の研究機関です。
惑星として地球が存続するために、世界規模で、環境や経済、技術の社会発展を研究しているのだそう。
そのため、貧困や食料、公平性なども研究分野に入っており、冒頭で述べたように、「ヒトの体に良い食事を開発する」使命もあるそうです。

肉類中心の食事はカラダを悪くする?

IIASAの過去の研究データからの分析によると、日ごろの食事で、肉の摂取量が高いほど、糖尿病、心疾患、種々のがんなど、健康に良くない結果に結びついているようです。
食肉の中でも、特に牛肉のような赤身肉と、ハムやウィンナーなどの加工肉の摂取が、最も健康を害する食材の1つとして挙がってきています。

また、食肉を確保するため、家畜を育てる(繁殖させる)牧場の面積を広げる必要があります。
こうして、森林伐採で土地を確保するため、土壌や水資源の崩壊が、地球規模で起こっているのです。

人間が肉摂取をやめれば地球は崩壊しない?

そのため、「肉を摂取する」という食事は、ヒトの健康も、自然界も両方を破壊するものだという結論に。

研究者たちは、ヒトが食肉を食べることをやめれば、自然資産を守ることもでき、自身の健康も維持できると述べています。

そのため、赤身肉の摂取を控えるよう、世界各国で、注意喚起を行えば、地球温暖化や自然破壊を防ぐことができる上、生活習慣病も減る、とも言い切っています。

「ヒトのカラダに良い食事」を広めるには?

研究チームは、こうした取り組みを積極的に広めるには、今のままでは困難なため、ヒトの心理面を考慮してプログラムを想定しました。

人間は、集団行動や収入、社会規範などを気にする生き物です。
そのため、集団ベースで、社会規範に基づくアプローチをすれば、「カラダに良い食事」を広められる、と考えられています。

IIASAの研究によると、子どもや若年層の集団が、最も社会規範を浸透させやすい層だと分析しています。
また、女性には自己効力感があるので、その特質もいかせるとのことです。
※参考:『ネイチャー持続可能性』2019年7月

さいごに

赤身肉の摂取を控えるだけで、自身の健康維持につながり、それが地球環境も救うことになる!
と常日頃から思い出せるようになれば、自然と牛肉やハム、ウィンナーの購買欲がなくなるかもしれませんね。
こうした取り組みで痛手を被る食品メーカーも出てくるかもしれませんが、地球温暖化が深刻化している今、環境と健康、両方にいい食生活を、一個人が考える時代に突入したのかもしれません。

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