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60代で余分な脂肪があると認知症になりやすい?

アメリカの最新「神経学」の研究によると、60代で余分な脂肪があると認知症リスクが高まるようです。
詳細を見てみましょう。

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体内の余分な脂肪と脳の関係とは?

アメリカのマイアミ大学の研究によると、60代で体脂肪率が高かったり、BMI値が高く、過体重または肥満であった場合、脳の加齢が進行しやすいことがわかってきました。

脳の加齢が進行するということは、記憶力や認知力が弱まり、認知症やアルツハイマーのリスクが高くなる、ということです。

過体重(肥満も含む)の人たちの脳をCTスキャンで撮影すると、大脳皮質が、普通体重の人たちよりも薄くなる傾向がみられ、その影響で認知力が弱まり、アルツハイマー(認知症を含む)のリスクが高くなっているのです。

体重や脂肪が増えるたびに大脳皮質が薄くなる?

研究では、約1,300名の高齢者(平均年齢64歳)の腹囲とBMI値が測定され、その後6年間、追跡調査が行われました。
6年後の調査時には、参加者の脳をCTスキャンで撮影し、大脳皮質の厚さや、脳の総容積などが測定されました。

参加者の体重や腹囲の内訳は以下の通り。

  • 普通体重 約27%(腹囲の平均84cm)[54%が女性]
  • 過体重 約44%(腹囲の平均91cm)[56%が女性]
  • 肥満 約29%(腹囲の平均104cm)[73%が女性]

さらに怖いことに!?
BMI値が「1」上昇するごとに、大脳皮質が薄くなっていくことも判明しました。

  • 過体重群では、0.098mm
  • 肥満群では、0.207mm

※参考:『神経学』2019年7月
小さな数字に思えるかもしれませんが、体内は目に見えないミクロの世界です。
余分な脂肪は減ったほうがいいですが、逆に脳の重さや大脳皮質の厚さは減ってはいけないものです。
脳の健康のためにも、余分な脂肪が蓄積されないよう、心がけたいですね。

さいごに

調査では、喫煙や飲酒などの要因も踏まえて、データが解析されましたが、こと脳の健康に関しては、余分な脂肪や体重が、悪影響を及ぼしているようですね。

研究者によると、普通体重の場合、加齢に伴う大脳皮質の変化は、10年で0.01~0.1程度。
それが、過体重や肥満になってくると、脳の劣化スピードが増すということがわかりましたね。
普通体重でも腹部肥満の人は、余分な脂肪がついていることになります。
お腹やせを意識して、野菜や冷たいごはんなどから食物繊維(様)をしっかりとり、ポッコリお腹予防に努めましょう。
それが脳の健康維持にもつながっていくでしょう。

 

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