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糖質制限食で肌荒れが悪化?皮膚への影響、炎症や老化に注意!豪・研究

高脂肪&低炭水化物の制限食は、「糖質オフダイエット」「糖質制限食」「ケトジェニック食」など様々な呼び方で定着しつつありますね。
しかし、オーストラリアの最新皮膚研究によると、この糖質制限食は、皮膚の炎症を悪化させることがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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糖質制限食を長く続けると肌荒れのもと!?

オーストラリアのパラケルスス医科大学の研究によると、まだ動物実験の段階ではありますが、糖質制限食を与えたマウスは、乾癬(かんせん)という皮膚炎症を悪化させる傾向があるようです。
マウスに与えていた糖質制限食は、ココナッツ油やパーム油などの油脂類が多かったそうです。

全ての油脂類が皮膚に悪いわけではないが……

糖質制限食では、糖質を控えるため、どうしても脂質が高くなっていまします。
全ての油脂類が、皮膚に悪いわけではありませんが、ココナッツオイルのような「中佐脂肪酸」と呼ばれる油脂類と、オメガ3系脂肪酸の組み合わせが良くないそうです。

この研究では、特に、糖質制限食により、摂取過多ぎみになってしまう「脂肪酸」が皮膚にどう影響するかが調べられました。

糖質制限食でも肌荒れを起こしにくい脂肪酸は?

研究では、糖質制限食中の脂肪酸として、「オリーブオイル」「大豆油」「魚油」「ナッツ類」「アボカド」「動物性脂肪」が調査され、この6つに関しては、肌荒れ(皮膚の炎症)を特に悪化させるものではないということがわかりました。

しかし、糖質制限食でよく推奨されている「ココナッツオイル」などの『中鎖脂肪酸』のオイルは、特に魚介類や一部の植物に含まれる「オメガ3系脂肪酸」と相性が悪く、一緒に摂ると、皮膚炎になる可能性が高くなるとのことです。
※参考:『研究的皮膚科学雑誌 』

「中鎖脂肪酸」と「オメガ3系脂肪酸」の組み合わせに注意!

まだ、この組み合わせで、どのような物質が生まれて、皮膚の炎症を悪化させるのか、詳細はわかっていません。
しかし、動物実験の段階とはいえ、研究結果が世界に向けて発表されているので、十分注意が必要だということです。
マウスは、生体構造が人間と類似しているので、人間にも起こる可能性は高い! といえそうですね。
糖質オフやココナッツオイルを取り入れている方は、肌荒れをふせぐために、

「中佐脂肪酸」⁺「オメガ3系脂肪酸」

の組み合わせには、くれぐれも気を付けてください。

さいごに

冬は顔のお肌だけではなく、ひざや腕の皮膚も乾燥し、粉をふいたような状態になりやすいですね。ひどくなると、皮膚がぽろぽろとむけてしまいます。
これが冒頭の「乾癬(かんせん)皮膚炎」です。

今は優れた保湿クリームもありますが、やはり皮膚の健康は日ごろの食事から生み出されるものなので、食べ合わせにも十分気を配りましょう。
また糖質制限食は、はやりのダイエットとして長期間行わないことも大切です。