2020年の年が明けてから、1週間が過ぎようとしていますね。
今年度の健康診断は、もう済まされたでしょうか?
健康診断に行くと、女性は乳がん検診と子宮がん検診がオプションでついていますね。
国立がん研究センターでは、2019年度の『がん予測』を発表し、女性の部位別ガンの罹患リスク1位は「乳がん」となっています。
健康診断のオプションでは必ず、がん検診を受けるようにしたいですね。
そこで「乳がん」が心配な方々に朗報です!
乳がんの予防やリスク低下に玉ねぎとニンニクがいい!? との結果が、アメリカの最新栄養研究でわかってきました。
詳細を見てみましょう。
玉ねぎとニンニクが豊富な食事は他のがんにいいようだが?
アメリカのニューヨーク大学バッファロー校の研究によると、玉ねぎとニンニクの豊富な食事を摂ることで、女性の乳がんリスク低下につながるかもしれない!? という発表がありました。
以前から、玉ねぎとニンニクを食事から摂取していると、前立腺がんや胃がんのリスクが低下する、という報告はありました。
しかし、まだ玉ねぎとニンニクと乳がんリスク関係の報告は数件で、決定的なものはありませんでした。
そこで、研究チームは、プエルトリコ人女性を対象に調査を開始!
対象者は30~79歳で、原発性の乳がん症例がある女性と、対照群として皮膚がん以外の他のがんに罹ったことのない女性が選ばれています。
研究では、それぞれの食事内容が解析されました。
玉ねぎとニンニクが豊富な食事は女性の乳がんリスク低下に?
対象者の女性たちの食事内容は、食物摂取頻度アンケートを使用して推定されました。
その後、
- 玉ねぎとニンニクの摂取量
- 年齢
- 学歴
- 経歴
- 家族歴
- 肥満度指数
- 初潮年齢
- 総エネルギー
- 喫煙の有無
などが調整され、乳がんとの関連性が評価されたのです。
その結果、乳がんとの逆相関だったのが、「玉ねぎとニンニクの摂取量が多い女性」だったのです。
「逆相関」というと、難しい言葉に聞こえますが、乳がんに一番なりにくい項目ということです。
これは、閉経後の女性にもおいても、同じ結果だったそうです。
研究者たちは、この結果により
玉ねぎとニンニクを大量摂取している人ほど、乳がんの予防になっている。
と述べています。※参考:『栄養とがん』
さいごに
乳がん予防に効く食べ物は、様々な情報が流れていますね。
食べ物の場合、医薬品と違って、薬事法があるのでハッキリと「効果がある」とは言い切れませんが、今回の栄養とがんの最新研究では、玉ねぎとニンニクをたくさん食べている人には朗報ですね。
日本だけではなく、年々「乳がん」の罹患率は高くなっています。
この研究では、玉ねぎとニンニクのどんな成分が乳がんの予防となっているのかまではわかっていません。
近い将来、それが解明する日も近いでしょう。