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50歳以上の女性は体重減少で乳がん予防に?アメリカ・がん研究

50歳以上の女性は、減量にチャレンジすることで、乳がん予防になるそうです。
アメリカのがん学会からの報告を見てみましょう。

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50歳以降の女性は減量で乳がん予防に?

アメリカがん学会などの報告によると、50歳以降の女性で減量に成功した場合、体重を安定させていた女性よりも、乳がんのリスクが低いことがわかってきました。

これまでの研究では、50歳以上の女性において、体重が増加するごとに乳がんリスクが高まる、という報告がありました。
しかし、今回の研究で、減量によって、そのリスクが低下することが期待できるのです。

アメリカでは2/3の成人女性が過体重または肥満!?

アメリカでは成人女性の3分の2にあたる人口が、「過体重」または「肥満」と言われています。
そしてBMIが高い女性は、閉経後の乳がんリスクが高いこともわかっていました。
しかし、こうした人たちが減量すると、乳がんリスクが低下するかどうかの調査は、行われていなかったのです。

減量と乳がんリスクの関係とは?

そこでこの研究では、食事とがんに関する研究データを解析し、「中年期」「成人期後半」の「体重減少」「体重維持」両方の観点から乳がんリスクの関連性を調べました。

体重は、約10年間で「開始時」「約5年後」「約9年後」の3回分が解析されています。

その結果、体重が安定したいた女性よりも、減量していた女性は乳がんのリスクが下がっていたそうです。
具体的には以下のような結果になっています。
※調査開始時に過体重または肥満体重であった女性

  • 2~4.5kg減量した女性は乳がんリスクが13%低下
  • 4.5~9kg減量した女性は乳がんリスクが16%低下
  • 9kg以上減量した女性は乳がんリスクが26%低下

となっています。
なお、9kg以上減量した女性が、その後少しリバウンドしてしまった場合でも、開始時よりも体重が減っていると、乳がんリスクは低下するようです。

過体重または肥満女性は50歳以上の乳がんリスクが高まる

この研究をふまえ、研究者たちは、
過体重・肥満女性は、少しの体重減少でも、50歳以降の乳がんリスクが低下することがわかった。
これまでの先行研究で、「過体重・肥満は乳がんリスクが高まる」という論説の裏付けになる、と述べています。
参考:『国立がん研究所雑誌』

さいごに

アメリカでの研究結果ですが、日本でも肥満や乳がんは問題視されているので、大いに参考になりますね。
過体重や肥満は、特に閉経後の女性の場合、「高血圧」「心疾患」などの生活習慣病にも関わってくるので、少しでも減量しておきたいですね。
食べる楽しみは大切ですが、食べ過ぎに気を付け、運動も適宜取り入れましょう。