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卵の摂取は「心臓病」リスクと関連なし?カナダ・臨床栄養研究

卵は完全栄養食と言われる反面、「摂り過ぎは良くない」「コレステロール値が上がる」「1日1個までしか食べたらいけない」など、悪評もありますね。
確かに卵アレルギーや特定の病気の方には、食事制限がありますが、こと「心臓病」に関しては、最新のカナダの臨床栄養研究で、問題ないことがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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1日1個の卵は心臓疾患のリスクなし?

カナダのマクマスター大学の臨床栄養研究によると、1日1個の卵摂取は、こと心臓系の疾患には、悪影響を及ぼさないことがわかってきました。

研究では、「健康研究所」などの研究機関が調査した『大規模国際研究データ』を用い、世界21ヶ国、約15万人の卵摂取量と心血管疾患の罹患率が解析されました。

また同時に、血管疾患の患者、約3万人分のデータも解析されています。

その結果、卵を週に1個以上摂取する人は、週1個未満の人たちと比べて、

  • 血中脂質
  • 全死亡率
  • 主要な心血管疾患(なんらかの心臓病)

この3項目に対しては、有意な関連は見られなかったということです。

研究者たちは、「1日1個の卵摂取なら、なんらかの心臓病になるリスクはほぼ関連しない」と述べています。
※参考:『米国臨床栄養学雑誌』

さいごに

少人数の調査ではなく、世界21ヶ国のデータを解析した結果なので、「卵は心臓に悪い」など誤った認識で食べるのを避けている人は、アレルギーがなければ、取り入れても大丈夫そうですね。

卵は必須アミノ酸が全部そろう、「完全栄養食」と呼ばれるタンパク源です。
動物性たんぱく質は、血管が丈夫になるというメリットがありますし、お肉のように脂質の心配もヘルシーです。

日本では、健常な人であれば、1日3個までは大丈夫と言われています。
もちろん、個人差はありますが、誤った情報に流されず、取り入れてみましょう。