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子どもの野菜摂取量を増やすには?両親がタッグを組むこと!?北欧・研究

成長期のお子さんの「野菜嫌い」に悩む親御さんは多いことでしょう。
これは日本だけではなく、世界共通の悩み事です。
お子さんの「野菜摂取量」を増やすには、どうやらご両親のタッグが必要なようです!?
フィンランドの最新研究を見てみましょう。

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両親のおすすめでお子さんの「野菜摂取量」が増える!?

東フィンランド大学の調査によると、父母が積極的に未就学のお子さんに、野菜を食べることをすすめると、子どもたちの野菜・果物の摂取量が有意に増えることがわかってきました!

ヨーロッパに限らず、子どもの野菜・果物の摂取量は、どこの国でも十分とはいえません。どこの国の子どもたちも「野菜嫌い」の問題を抱えているのです。

そこで研究チームは、健康的で栄養価値の高い野菜・果物を、どうやって子どもたちに食べさせるかの調査を開始!

誰がすすめるかで、子どもが食べる野菜・果物の種類が違う?

研究チームは、フィンランド国内の幼稚園児114名とその親たち100名を対象に、「野菜・果物の摂取量」と「家庭内の食環境」の調査を開始!

その際、野菜・果物は調理法などによって分類し、それぞれの摂取量の統計を出しました。

  1. ベリー類(いちご・ブルーベリー・ラズベリーなど)
  2. 上記以外の果物
  3. 生野菜
  4. 温野菜(加熱した野菜)

以上の4種類です!

その結果、1~4の全てにおいて、母親が進めると、ほとんどの子どもが食べるようになったようです。

そして父親がすすめた場合、4の温野菜の摂取量が有意に増えたそうです。

お子さんの食育は両親揃ってがベスト?

どこの国でも、まだまだ「子育て」や「しつけ」は母親が行っています。
しかし、研究者たちは、

子どもに野菜を食べるよう諭すのは、母親が独りで行うべきではなく、父親の助けも必要だ。

と述べています。

お子さんの食事の「しつけ」は夕食時がベスト!

また調査の結果、お子さんに野菜・果物を食べるよう諭すには、夕食時が最も効力があるとのこと。そして出来る限り、両親揃ってが望ましいようです。

朝食時は両親の出勤前で落ち着きませんし、昼食は母子だけのことや、未就学のお子さんの場合でも保育園や幼稚園で昼食をとるので、両親揃ってのアドバイスは難しいでしょう。

また今回の研究では、子どもの食事の選択や嗜好の形成は、特に両親の影響が大きいこともわかった、とされています。

果物の摂取もやはり、夕食時にすすめると、お子さんが食べるようになったようです。
※参考:『食物の質と好み』

さいごに

成長期のお子さんは、即エネルギーになるものを好むので、どうしてもごはんやパン、カロリーの高い揚げ物や肉料理、お菓子を好む傾向があります。

これは成長過程の「自然の摂理」ともいえるのですが、こうしたカロリーの高い食品の栄養価を、体内で有効に使うためには、野菜・果物から摂れるビタミンやミネラルの力が必須です。
お子さんがまだ幼いうちから、野菜・果物を食べる習慣を身に着けておけば、今後、好き嫌いなく、脳や身体も健やかに成長していくことでしょう。